標準活性汚泥法について / 汚泥乾燥, リサイクル乾燥

■ 標準活性汚泥法について

 

排水処理方法の標準活性汚泥法は、従来法とも呼ばれ、全ての活性汚泥法の基本となる方法です。1930年国内で活性汚泥法が開発されて以来、もっとも普及しておりますが、正常に稼働するための条件が厳しい、負荷変動に弱い、窒素やリンの除去率が比較的低いといった問題があります。そのため、他の活性汚泥法は、これらの問題を改善するために開発された、標準活性汚泥法を改良した方法です。

・負荷:処理される排水の汚濁物質量。汚濁負荷量は下記です。
汚濁負荷量(Kg/日)=汚水量(M3/日)×汚濁物質濃度(mg/リットル)÷1,000
・汚濁物質:BODやSS等
・BOD、SS:汚さの指標のひとつ。ちなみにBODが河川でCODが湖沼です。

 

下記が標準活性汚泥法のフロー図です。

標準活性汚泥法 汚泥乾燥機 KENKI DRYER 2018.2.5

■ 沈殿池
排水処理の最初の処理です。排水は最初にこの沈殿池に運ばれ排水内の砂や大きなごみを沈めて取り除きます。

■ 最初沈殿槽
ここは沈殿池で取り除くことができなかった細かい汚れ、泥などを沈殿させて底に沈めるための槽です。ゆっくり汚水を流し、汚れを沈ませます。ここで取り除かれた汚は生汚泥と呼ばれ、後述する余剰汚泥と同様に汚泥濃縮槽へ運ばれ処理、処分されます。

■ 反応タンク
排水中に酸素を送り込む、攪拌することで、排水内の活性汚泥を増殖活動させます。この活性汚泥が排水内の有機分を食べ水を浄化します。

■ 最終沈殿槽
汚れを食べ増殖し大きくなった活性汚泥は、塊状になり水より重くなります。それを沈殿させ、上澄みのきれいな水を取り出します。沈殿した汚泥は余剰汚泥と呼ばれ濃縮槽へ運ばれ処理、処分されます。又、その沈殿した活性汚泥の一部は反応タンクへ戻されます。

■ 消毒設備
最終沈殿池から取り出した水を殺菌、消毒し、川や海に放流します。この設備が排水処理の最終工程です。

■ 砂ろ過
最終沈殿槽では処理できかった微細な浮遊物資(SS)を砂などのろ材を通過させ窒素、リン及びBODを除去します。

■ 汚泥濃縮槽
最初沈殿槽からの生汚泥及び最終沈殿槽の余剰汚泥はこの汚泥濃縮槽へ運ばれます。ここでは固形物の濃度を高めます。それにより後の処理、脱水処理をより容易にします。

 

活性汚泥については本サイトの下記ページをご参照下さい。

活性汚泥とは / 汚泥乾燥, リサイクル乾燥

 


■ 汚泥乾燥 / どこもできない付着物、粘着物の乾燥 国際特許技術

 

排水処理に凝集剤は必ず使用され、脱水後排出される汚泥には凝集剤が含まれています。その汚泥を乾燥させる場合には凝集剤の影響を受け乾燥時に粒になりそれが次第に大きな粒になり内部まで乾燥が出来ていない現象が多く見られます。又、脱水後の汚泥の含水率は通常80%W.B.以上あり汚泥そのものは付着性、粘着性が強く、乾燥が難しいものです。しかし、KENKI DRYER は独自の国際特許技術で乾燥機内の回転羽根に付着した汚泥は左右の羽根が強制的に剥がし落とし、その上独自の羽根の構造により羽根が回転しながら乾燥汚泥をせん断し小さくできます。凝集剤が含まれ凝集した汚泥をせん断し小さくすることにより、内部まで十分に熱が行き渡り大きな粒になることなく低い含水率まで確実に乾燥ができます。
弊社の国際特許技術の乾燥機 KENKI DRYER はどこもできない付着性、粘着性、固着性が強い汚泥あるいはスラリー液体状のものまで機内に詰まることなく確実に乾燥ができます。しかも構造が簡単なため安価で、乾燥機械代金は産廃削減費用2、3年程度での償却が可能です。又、低温乾燥のため乾燥物の成分が変化せず燃料、菌体肥料、土壌改良剤等へのリサイクルが可能です。その他 熱分解装置とのシステムでのアプリケーションもあります。

 

汚泥乾燥

アプリケーション

 

どこもできない付着物、粘着物及び液体状の乾燥に是非KENKI DRYER をご検討下さい。
国際特許技術の簡単な構造でイニシャル、ランニング、メンテナンスコストが安価です。
汚泥乾燥では乾燥機械代金を産廃費削減約2、3年での償却を目指しています。
原料スラリー乾燥では箱型棚段乾燥の置き換えで人手がいらず乾燥の労力が大幅に減ります。
有機廃棄物乾燥では燃料、肥料、土壌改良剤、飼料等へ再資源化リサイクル利用ができます。

 

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