■ ロータリードライヤーについて |
ロータリードライヤーとは円筒形のドラム内に乾燥物を投入し、乾燥物へ熱風を当てながら回転する連続式の乾燥機を指します。
回転ドラム内はリフタ等が取り付けられ、乾燥物を掻き上げ撹拌を繰り返し、その乾燥物へ熱風を当て乾燥します。回転ドラムの径及び長さは処理量に合わせ製作され、大量処理にも対応が可能です。
一方、付着性、粘着性の強い乾燥物に対してはドラム内に付着しないように高温で乾燥する必要があるため多量の燃料費が掛かり大量のCO2を発生します。
この乾燥機で汚泥等を乾燥させた場合、汚泥内の凝集剤の影響及び回転しながらの加熱のため乾燥物は雪だるまのように塊状になりやすく、乾燥排出後の乾燥物の表面と内部では乾燥の状態が異なる場合があります。他、乾燥物の焼きむら、焦げにも注意が必要です。
高温での熱風が熱源のため、バーナー等の直火で熱風を発生させる場合燃料が多量に必要な上、部品の寿命が短く頻繁に交換する必要がありランニングコストは高価です。高価で長い交換作業時間を要する耐火、断熱材を定期的に交換する必要があります。
高温乾燥のため、粉塵が舞い、作業環境が悪いためKENKI DRYER には必要がない集塵装置の設置が必ず必要です。
ロータリードドライヤーは乾燥時に多量の燃料を消費し、CO2を大量に発生する地球環境保護に逆行した乾燥機です。
■ KENKI DRYERとの比較 |
ロータリードライヤーの熱源は高温の熱風での対流伝熱乾燥ですが、KENKI DRYER は潜熱利用の飽和蒸気での低温での伝導伝熱乾燥のため、熱効率が非常に良くはKENKI DRYERと比較すると悪い上、燃料費、部品交換等のランニングコストが高価非常に安価です。
又、低温乾燥のKENKI DRYER の作業環境は非常に良く安全で環境衛生に優れています。
KENKI DRYERは飽和蒸気の使用量は少ないため、新規にボイラー導入せずに、工場内余剰蒸気を利用することにより脱炭素、燃料費削減が可能です。
低温乾燥のため乾燥物の成分変化が少なく、乾燥後、原料、燃料、土壌改良剤等様々な用途に利用できます。
どこも乾燥できない付着粘着物でも独自の国際特許取得済技術で、どんなに付着、粘着性が強い乾燥物でも機内で目詰まりしません。排水処理場から排出される汚泥は凝集剤が含まれているため、乾燥中に塊状になり内部まで熱が伝わりにくくなりますが、乾燥中に乾燥物を粉砕するため塊にならず小さくなります。乾燥物の内部まで熱が伝わり確実に均一に乾燥されます。
あらゆる方面から加熱乾燥を行う、間接、熱風併用という乾燥機構は他にはない独自の画期的な内容で国内外8ケ国11件の特許取得済み技術です。
KENKI DRYER はどこもできない付着粘着物の乾燥が簡単・安全・確実そして安価にできます。安全でCO2の発生がない環境に優しい脱炭素の乾燥機です。
KENKI DRYER には、国際特許技術独自のセルフクリーニング機構、熱風循環機構、投入装置そして粉砕機構がありますが、ロータリードライヤーにはありません。
機種 | KENKI DRYER | ロータリードライヤー |
熱源 | 蒸気 0.7Mpa・G以下 | 熱風 |
乾燥温度 | 乾燥条件に合わせる 最高機内温度約140℃ | かなりの高温 機内に乾燥物が付着しないように |
乾燥後の乾燥物の状態 | 乾燥物の成分変化が少ない 再資源化ができる | 焼きむら、焦げあり |
集塵装置 | 必要なし | 必要 |
燃料費 | 安価 | 高価 |
部品の交換頻度 | 少ない | 多い |
ランニングコスト | 安価 | 高価 |
セルフクリーニング機構 | あり | なし |
熱風循環機構 | あり | なし |
投入装置 | あり | なし |
粉砕機構 | あり | なし |
二酸化炭素CO2発生 | なし | あり |
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