■ 乾燥機構

 

乾燥装置 KENKI DRYER の特徴ある独自の乾燥の機構も国際特許技術です。粉砕乾燥、撹拌乾燥、循環乾燥そして間接乾燥 と言った4つの乾燥機構が同時に乾燥対象物に対し加熱乾燥動作を絶え間なく繰り返し行われることにより乾燥対象物の内部まで十分に乾燥され乾燥後の製品の品質が一定です。乾燥対象物投入時から乾燥後排出まで乾燥対象物の乾燥が不十分になりやすい塊化を防ぎ、乾燥対象物の内部まで熱が十二分に行き渡るよう様々な工夫がなされており常に安定した加熱乾燥が行われています。
熱源が飽和蒸気のみの伝導伝熱式での乾燥方式でありながら、外気をなるべく取り入れない他にはない独自の機構で乾燥機内の温度は、外気温度に影響されず常に高温で一定に保たれています。それは外気を取り入れない特徴ある独自の乾燥機構で内部の空気をブロワ、ファンで吸い込み乾燥機内部の上部に設置されている熱交換器で加熱し、その加熱された空気熱風をせん断、撹拌を繰り返しながら加熱搬送されている乾燥対象物へ吹き付け当てています。わざわざ熱風を起こしそれを乾燥対象物へ吹き付け当てているのですが、外気を取り入れそれを加熱するのではなく乾燥機内部の高温の空気をさらに加熱しながら乾燥対象物へ当て乾燥を促進しています。洗濯物が風でよく乾くという乾燥機構を取り入れ熱風対象物に熱風を当てることによる熱風乾燥です。今内容により、KENKI DRYERは乾燥の熱源は飽和蒸気のみながら伝導伝熱と熱風対流伝熱併用での他にはない画期的な乾燥方式での乾燥機と言えます。
飽和蒸気での低温での乾燥ですので乾燥対象物の成分は変化せず安全衛生面は優れており、国際特許技術の独自の乾燥機構により乾燥後の乾燥物の品質は均一で安定しています。
熱源である飽和蒸気の消費量は少ないため、新規にボイラー導入せず工場内余剰蒸気を利用することにより脱炭素、燃料費削減が可能です。

日本、台湾、米国、フランス、ドイツ、イギリス、スイス、カナダ 特許取得済

 

1-1.4種類の乾燥機構


(1) 粉砕乾燥
投入口に投入装置が取り付けてあり、この装置内の特殊な羽根が取り付けてある2本の軸が常に回転し、投入された乾燥物を粉砕あるいはほぐし、付着、粘着性が強くてもスムーズに乾燥機本体へ運び込む機構です。軸には蒸気が投入され軸及び羽根は常に乾燥対象物を加熱乾燥しています。

(2)  攪拌乾燥
乾燥機本体内の特許取得済羽根付の2軸が回転し乾燥対象物の剥がし、せん断、攪拌を繰り返し行ないがら搬送しています。軸には蒸気が投入され軸及び羽根は常に乾燥対象物を加熱乾燥しています。羽根に乾燥対象物が付着したとしても、左右の羽根が強制的に剥がしながら回転するため常に羽根の表面はきれいに更新され羽根の加熱乾燥能力は落ちません。

又、回転数を変更することで乾燥対象物の滞留時間の調整を行うことができ、含水率の調整ができます。

(3)  循環乾燥
乾燥機内部の空気を循環ブロワで吸い込み、乾燥機上部の蒸気熱交換器を通し加熱しながら内部へ戻しています。

常に乾燥物に対して上部より熱風を当てることにより乾燥を促進しています。洗濯物が風でよく乾く機構を取り入れわざわざ熱風を起こしせん断、撹拌加熱乾燥しながら搬送されている乾燥物へその熱風を当てています。外気は取り入れていません。

(4)  間接乾燥
乾燥機トラフの外側より横、下部を常に蒸気で加熱しています。

 

乾燥機構

 

 

 

1-2. 高温保持、熱風乾燥

 

KENKI DRYER は外気を取り入れず、機内空気を加熱しその熱風を乾燥物へ当てる機構の循環加熱を常時行っています。そのため、乾燥機内は外気温度の影響受けずに常に高温に保たれ、乾燥対象物へは熱風を当て乾燥を促進しています。KENKI DRYER の乾燥の熱源は飽和蒸気で伝導伝熱での乾燥方法ですが、この循環乾燥により熱風乾燥も同時に行っており、伝導伝熱、熱風対流伝熱併用での乾燥方式を取り入れた他にはない画期的な乾燥機と言えます。

KENKI DRYER 特許機構 循環加熱による高温保持と熱風乾燥

 

 

 

 

■ 排気について


KENKI DRYER は、乾燥機稼働中は乾燥機内部の水蒸気を排気ブロワで排出します。乾燥機内部の水蒸気を排出しないと、乾燥機内の水蒸気量は飽和水蒸気量に達し、乾燥どころか結露してしまい、乾燥物を濡らしてしまいます。
乾燥機外へ排気ブロワで排出された排気は100℃以下となり、排出された水蒸気は水になります。その排気をそのまま大気放出する方法もありますが、排気された水を排水処理施設で処理するのも1つの方法です。
排気に臭気、粉塵が多く含まれている場合は、スクラバー等での処理が必要となる場合があります。
但し、KENKI DRYERでの実績では、乾燥対象物によりますが、排気内に含まれる水分の処理は排水処理施設のみでの処理が殆どでスクラバー、集塵装置などの付帯設備を設置する事は少ないようです。
KENKI DRYER は外気を取り入れず、機内空気を加熱しその熱風を乾燥物へ当てる機構の循環加熱を行っています。そのため、外気の水蒸気の影響はあまり受けずに、密閉状態に近い状態で、乾燥機内部の水蒸気のみを外部へ排出する除湿を行っています。

 

排気処理 KENKI DRYER

 

■ 簡単な含水率の調整

 

アイコン レ点 軸の回転速度を変更する事により、乾燥物の含水率を簡単に調整できます。

軸の回転数による乾燥含水率調整

 

■ 乾燥工程 / KENKI DRYER

 

 

 

脱炭素 / KENKI DRYER

 

 

 

 

低温乾燥 / KENKI DRYER

 

 

 

 

■ アニメーション / KENKI DRYER

 

 

 

国際特許

熱源 蒸気