汚泥と有機物について / 汚泥乾燥, リサイクル乾燥, ペットフード原料乾燥, えさ原料乾燥

先ず「汚泥」とは。
簡単書けば泥状の物質の総称で、たいへん範囲が広いです。先ず化学的性質により大きく有機汚泥と無機汚泥区分されます。排水処理や下水道処理、各種工場や建設現場からも汚泥が発生し、発生する分野や状況によって産業廃棄物汚泥と一般廃棄物汚泥に分かれます。
有機汚泥とはもちろん有機物の汚泥のことです。そして、無機汚泥とは無機物の汚泥のことです。
それでは有機物と無機物とは何でしょうか。実際は明確には区別されてはいません。一般的には有機物とはその物質の分子内に炭素を含んでいる化合物と定義されています。それ以外は無機物ということになります。特徴として、有機物は炭素分が含まれているため無機物と比較すると融点が低く、燃えやすいと言えます。そのため乾燥機での有機、無機物の両方含まれた乾燥処理では、与える熱量によっては有機物のみは燃えてしまう可能性があります。燃えると、煙、すすなどが発生するため、集塵装置、スクラバー、ガス処理等の付帯設備が必要になります。
弊社のKENKI DRYER は蒸気を熱源とした低温での間接乾燥のため、投入された乾燥対象物が燃えることは殆どありません。