発酵と腐敗 / メタン発酵消化液乾燥

■ 発酵と腐敗

 

発酵とは微生物がその生命維持のために合成や化学反応を行いエネルギーを得ることで、その合成や化学反応を代謝と言います。無酸素な状態での発酵を嫌気的発酵と言い酸素がある状態での発酵を好気的発酵と言い区別されます。
又、発酵は人間にとって有益な有機物を生成する過程全般を指しますが、人間にとって有益でなく害があるものを生成する場合は腐敗と言います。
メタン発酵設備は微生物の嫌気的発酵による代謝機能を利用しメタンガス発生させそのガスエネルギーを利用するプラントです。

参考サイト wiki:発酵 代謝 腐敗

 

■ メタン発酵設備消化液液体乾燥

 

メタン発酵設備は下水汚泥、生ごみ、野菜ごみ、家畜糞尿などに含まれる微生物を嫌気状態で発酵させバイオガスを発生させます。そのガスのエネルギーを利用し発電やボイラーの燃料として利用する設備です。

メタンガスプラント 消化液 メタン消化液乾燥 kenki dryer 2020.5.26

 

メタン発酵の仕組み メタン発酵消化液乾燥 kenki dryer 2020.5.26

 

出典:再生可能エネルギー推進協会 http://www.repa-npo.com/

 

メタン発酵設備は、大きな嫌気性タンク内で微生物増殖によりメタンガスを発生させます。微生物という生き物が相手ですし、メタンガスは可燃性ガスである上、人体に有害な硫化水素が発生します。設備の管理運営は複雑な上、厳しく法律で規制されています。
又、発酵後大量の発酵残渣、消化液が発生しその液はC/N比を考慮し畑へ散布できれば良いのですが、それが出来なければ、排水処理設備導入の必要があり費用負担が大きくなります。
そのため、メタン発酵設備より排出される発酵残渣、消化液を、発生後液体の状態で即座に KENKI DRYER での乾燥処理を行うご相談が増えております。
一方、弊社ではメタン発酵設備とは異なる管理運営が容易な熱分解ゼロエミッション設備を推奨しています。

 

下記はメタン発酵消化液を KENKI DRYERで乾燥している様子の動画です。

 

 

■ KENKI DRYER 熱分解アプリケーション

 

乾燥機 KENKI DRYER と 弊社取り扱い製品 熱分解装置 Biogreen を組み合わせることにより、有機汚泥、お茶殻、おから、飲食残渣、家畜糞等の含水率の高い有機廃棄物を全てリサイクル利用できる持続可能なゼロエミッションの構築ができます。含水率の高い有機廃棄物を 乾燥機 KENKI DRYER で乾燥させ、それを熱分解装置 Biogreen へ投入し熱分解を行なうことによりガス、オイル、固形物を発生させそれぞれ利用することができ、その利用用途としては、ガスはガス化発電、燃料ガス、オイルは精製し燃料、化学原料、材料、固形物はバイオ炭として燃料、土壌改良剤等で全て廃棄物は全て再生資源として使用でき環境に大きく貢献ができます

 

熱分解発電システム
KENKI DRYER 発電システム pyropower 有機廃棄物熱分解発電システム

 

 

熱分解燃料化システム
Pyrosludge 燃料化システム

 

 

アプリケーション

 


■ 高含水率有機廃棄物乾燥 / どこもできない付着物、粘着物の乾燥 国際特許技術

 

国際特許技術を採用している KENKI DRYER は他にはない構造でどこもできない高含水率の付着物・粘着物・固着性や液体状の乾燥物でも乾燥機内部に詰まることなく運転トラブルが全くない安定運転での乾燥ができます。固形物であっても乾燥機内部で粉砕しながら乾燥するためは、乾燥物は小さく砕かれ内部まで十分加熱乾燥され排出されます。
高含水率の有機廃棄物、お茶殻、おから、家畜糞尿、食べ物の残渣・粕、野菜、果物残渣・粕、水産加工物の残渣・粕等様々な物の乾燥は、スムーズにできいずれも安定した品質の製品として乾燥後は排出されます。
熱源には飽和蒸気を使用し、飽和蒸気のみの熱源では他にはない乾燥効率の良い伝導伝熱式と熱風式を組み合わせた画期的な乾燥方式を取りながら低温での乾燥です。低温乾燥ですので高含水率の有機廃棄物であっても成分を変化させずに加熱乾燥することができ、乾燥後は燃料、肥料、土壌改良剤、飼料等様々な用途に利用でき場合によっては高い価格で販売でき環境への貢献も出来ます。KENKI DRYER は国際特許技術により乾燥対象物の内部まで十二分に乾燥でき、乾燥後は非常に安定した均一な状態で排出されます。
又、高含水率の有機廃棄物は KENKI DRYER で乾燥後は弊社取り扱いの 熱分解装置 Biogreen で熱分解することにより ガス、オイル、バイオ炭製造が可能で、それを利用しガス化発電、蒸気を製造あるいはバイオ炭を燃料、土壌改良剤等として販売する事が可能です。

日本 、米国、台湾、フランス、ドイツ、イギリス、スイス、カナダ 特許取得済

 

廃棄物乾燥

国際特許

 

どこもできない付着物、粘着物及び液体状の乾燥に是非 KENKI DRYER をご検討下さい。
国際特許技術の簡単な構造でイニシャル、ランニング、メンテナンスコストが安価です。
汚泥乾燥では乾燥機械代金を産廃費削減約2、3年での償却を目指しています。
原料スラリー乾燥では箱型棚段乾燥の置き換えで人手がいらず乾燥の労力が大幅に減ります。
有機廃棄物乾燥では燃料、肥料、土壌改良剤、飼料等へ再資源化リサイクル利用ができます。

 

熱分解装置 Biogreen
火気を一切使用しない国際特許技術の熱分解装置
https://biogreen-jp.com
会社サイト
もう悩みません。コンベヤ、産業環境機械機器
https://kenki-corporation.jp