熱伝導率と熱伝達率 / 汚泥乾燥機, スラリー乾燥機, ヒートポンプ汚泥乾燥機
■ 熱伝導率について |
熱伝導率とは、1つの物質内の熱の伝わりやすさを示しており、単位はW/ m・K です。この値が大きいほど、熱伝導性が高くなり、気体、液体、固体の順の大きくなります。特に金属の熱伝導率が大きいのは、分子だけでなく、金属中の自由電子同士の衝突があるからだと言えます。
又、熱伝導率は一般的に温度によって変化します。例えば、気体の熱伝導率は温度とともに大きくなり、金属の熱伝導率は温度の上昇に伴い小さくなります。
冷やすあるいは加熱するために冷却体あるいは加熱体にフィン状のものがついています。これは表面積をなるべく増加させ効率よく冷却、加熱させるためです。又、その材質が熱伝導率が良いものを使用すればさらに効率の良い製品ができます。
他、熱拡散率という用語がありますがこの熱伝導率とは異なります。熱拡散率はこの熱伝導率を使用して計算します。
材質あるいは物質 | 温度 ℃ | 熱伝導率 W / m・K |
S45C | 20 | 41 |
SS400 | 0 | 58.6 |
SUS304 | 100 | 16.3 |
SUS316L | 100 | 16.3 |
A5052 | 25 | 138 |
A2017 | 25 | 134 |
合板 | 0.16 | |
水 | 20 | 0.602 |
30 | 0.618 | |
100 | 0.682 | |
空気 | 20 | 0.022 |
100 | 0.026 | |
200 | 0.032 |
■ 熱伝達率について |
熱伝達率とは、固体の表面と流体の間における熱の伝わりやすさを示した値です。単位は W/m2・K で、分母は面積です。
伝熱面の形状や、流体の物性や流れの状態などによって変化します。一般には流体の熱伝導率の方が固体よりも大きく、流速が速いほど大きな値となります。
又、熱伝達には、対流熱伝達、沸騰熱伝達、凝縮熱伝達の3つの方法があります。
対流熱伝達 | 同じ状態の物質が流れて熱を伝える方法。一般的な流体での冷却など。 |
沸騰熱伝達 | 液体から気体に相変化する際に熱を奪う方法。 |
凝縮熱伝達 | 気体から液体に相変化する際に熱を伝える方法。 |
対流熱伝達 | |
物質 | 熱伝達率 W/m2・K |
静止した空気 | 4.67 |
流れている空気 | 11.7~291.7 |
流れている油 | 58.3~1750 |
流れている水 | 291.7~5833 |
出典:Wiki 熱伝達率
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■ ヒートポンプの工程 |
■ ヒートポンプ自己熱再生乾燥機 KENKI DRYER について |
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