熱貫流率、熱抵抗、伝熱量、熱流束について / 汚泥乾燥機, スラリー乾燥機, ヒートポンプ汚泥乾燥機
■ 熱貫流率について |
熱伝導率と熱伝達率の2つの値を複合させた値が熱貫流率です。例えば、固体の両側に流体があるとすると温度の高い流体から固体表面へ熱が伝わります。その熱は固体表面から内部を通過し固体裏面まで伝わり、固体裏面から流体へ伝わります。これらを総合したのが熱貫流でその熱の伝わりやすさの値が熱貫流率です。この熱貫流率は熱通過率や総括伝熱係数、U値とも呼ばれます。単位は W/(m2・K) で、分母は面積です。
この熱貫流率は物体、物質間での熱の伝わりやすさを表し、数値が大きければその物体、物質間で熱が伝わりやすく、小さければ伝わりにくいことになります。例えば、熱交換器であれば数値が大きければ小さな熱交換器で良く、小さければ熱交換器は大きくなります。
又、この熱貫流率は断熱性能の評価に使われることも多く、数値が小さいほど断熱性能が高いとされます。
他、伝熱量や熱流束の計算にも使用します。
■ 熱貫流率の計算について |
熱貫流率計算式 |
熱貫流率 W/m2・K =1÷[ (1÷ 熱伝達率 W/m2・K )+(厚さ m ÷ 熱伝導率 W/m・K)+ (1÷ 熱伝達率W/m2)] |
それぞれ数量が多数ある場合はその数量分の熱伝達、熱伝導の値が必要です。 |
熱貫流率を大きくし熱を伝わりやすくするには |
熱伝達率、熱伝導率が大きな物質、物体を使用する。 |
物質、物体の厚みを薄くする。 |
熱貫流率を小さくし断熱性能を高くするには |
熱伝達率、熱伝導率が小さな物質、物体を使用する。 |
物質、物体の厚みを厚くする。 |
■ 熱抵抗について |
熱貫流率の計算式内の( 1÷熱伝達率 W/m2 )及び(厚さ m ÷ 熱伝導率 W/m・K)は熱抵抗と呼ばれ単位は m2・K/W です。R値とも言います。
この熱抵抗とは、物体、物質の熱の伝わりにくさを表す値です。
■ 伝熱量について |
2つの物体、物質間で伝わる熱量は伝熱量と呼ばれ単位は W です。この伝熱量は、熱貫流率を使い計算ができます。
伝熱量計算式 |
伝熱量 W =熱貫流率 W/m2・K × 伝達面積 m2 × 2つの物体、物質の温度差 ℃ |
■ 熱流束について |
熱流束(ねつりゅうそく、英: heat flux)とは、流束のひとつで、単位時間に単位面積を横切る熱量である。単位には W/m2 が用いられる。フーリエの法則によれば、熱流束は熱の流れる方向の温度勾配に比例する。その比例係数を熱伝導率(記号ρ)という。
出典:Wiki 熱流束
熱流束とは2つの物体、物質間を、単位時間当たり単位面積(単位:m2 )を流れる熱量で単位はW/m2 です。熱流束は、熱貫流率を使い計算された伝熱量を断面積で割ることにより数値を出します。
熱流束計算式 |
熱流束 W/m2 =伝熱量 W ÷ 断面積 m2 |
熱流束 W/m2 =( 熱貫流率 W/m2・K × 伝達面積 m2 × 2つの物体、物質の温度差 ℃)÷ 断面積 m2 |
昨今、KENKI DRYER に求められる内容に二酸化炭素CO2 の削減があります。ヒートポンプ自己熱再生乾燥機 KENKI DRYER であれば、二酸化炭素CO2 が大量に削減ができる上、燃料費も大幅な削減が可能になるでしょう。
どこもできない付着物、粘着物が乾燥できる KENKI DRYER は、日本 2件、海外7ケ国 9件の特許を取得済み独自技術を持つ画期的な製品です。高含水率有機廃棄物乾燥機、汚泥乾燥機、スラリー乾燥機、メタン発酵消化液乾燥機及び廃棄物リサイクル乾燥機に是非 KENKI DRYER をご検討下さい。
■ ヒートポンプの工程 |
■ ヒートポンプ自己熱再生乾燥機 KENKI DRYER について |
蒸気(飽和蒸気)でのヒートポンプ自己熱再生乾燥機 KENKI DRYER とは、乾燥熱源である蒸気を利用した自己熱再生乾燥システムです。
蒸気ヒートポンプの工程は、KENKI DRYER で加熱乾燥に利用した蒸気を膨張弁での断熱膨張により圧力は低下し、蒸気内の水分は蒸発、気化し周辺の熱を吸収し蒸気温度は下降します。その蒸気を次の工程の熱交換器で熱移動することによりさらに蒸発、気化させ蒸気圧力を低下させます。十分に蒸発、気化が行われ圧力が下げられた蒸気は次の圧縮工程へ進みます。
圧縮工程の圧縮機で蒸気を断熱圧縮を行うことで、圧力は上昇しそれに伴い凝縮、液化し温度は上昇します。その蒸気の水分を除去した上で KENKI DRYER へ投入します。KENKI DRYER はその投入された蒸気を熱源として利用、加熱乾燥という熱移動を行うことで、蒸気はさらに十分に凝縮、液化され膨張弁へ進みます。この工程を繰り返します。
■ 乾燥機構 KENKI DRYERは乾燥の熱源は飽和蒸気のみながら伝導伝熱と熱風対流伝熱併用での他にはない画期的な乾燥方式での乾燥機と言えます。 |
乾燥装置 KENKI DRYER の特徴ある独自の乾燥の機構も国際特許技術です。粉砕乾燥、撹拌乾燥、循環乾燥そして間接乾燥 と言った4つの乾燥機構が同時に乾燥対象物に対し加熱乾燥動作を絶え間なく繰り返し行われることにより乾燥対象物の内部まで十分に乾燥され乾燥後の製品の品質が一定です。乾燥対象物投入時から乾燥後排出まで乾燥対象物の乾燥が不十分になりやすい塊化を防ぎ、乾燥対象物の内部まで熱が十二分に行き渡るよう様々な工夫がなされており常に安定した加熱乾燥が行われています。
熱源が飽和蒸気のみの伝導伝熱式での乾燥方式でありながら、外気をなるべく取り入れない他にはない独自の機構で乾燥機内の温度は、外気温度に影響されず常に高温で一定に保たれています。それは外気を取り入れない特徴ある独自の乾燥機構で内部の空気をブロワ、ファンで吸い込み乾燥機内部の上部に設置されている熱交換器で加熱し、その加熱された空気熱風をせん断、撹拌を繰り返しながら加熱搬送されている乾燥対象物へ吹き付け当てています。わざわざ熱風を起こしそれを乾燥対象物へ吹き付け当てているのですが、外気を取り入れそれを加熱するのではなく乾燥機内部の高温の空気をさらに加熱しながら乾燥対象物へ当て乾燥を促進しています。洗濯物が風でよく乾くという乾燥機構を取り入れ熱風対象物に熱風を当てることによる熱風乾燥です。今内容により、KENKI DRYERは乾燥の熱源は飽和蒸気のみながら伝導伝熱と熱風対流伝熱併用での他にはない画期的な乾燥方式での乾燥機と言えます。
どこもできない付着物、粘着物及び液体状の乾燥に是非KENKI DRYER をご検討下さい。 |
国際特許技術の簡単な構造でイニシャル、ランニング、メンテナンスコストが安価です。 |
汚泥乾燥では乾燥機械代金を産廃費削減約2、3年での償却を目指しています。 |
原料スラリー乾燥では箱型棚段乾燥の置き換えで人手がいらず乾燥の労力が大幅に減ります。 |
有機廃棄物乾燥では燃料、肥料、土壌改良剤、飼料等へ再資源化リサイクル利用ができます。 |
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