伝導伝熱と熱伝導 / 汚泥乾燥, スラリー乾燥, 高含水率廃棄物乾燥

■ 伝導伝熱と熱伝導について

 

KENKI DRYER の乾燥加熱は、伝導伝熱と対流伝熱の2種類同時併用の画期的な加熱方法です。これらの熱の伝え方は、伝導伝熱は熱伝導であり対流伝熱は熱伝達と定義付けられます。
熱伝導とは、固体または流体内部に熱が伝わることを言います。例えば、ある乾燥物が置かれた金属板を加熱すると、熱は加熱を行われている面から乾燥物が置かれた面へ移動します。この物質の内部において高温から低温へ熱が移動することを熱伝導と言います。熱伝導は異なる物質間でも熱は移動し、異なる温度を持つ物質が接触することで接触部を通して熱は温度が高い方から低い方へ移動しますが、あくまでも、熱伝導は一つの物質の中を熱が伝わる現象を指し計算式はフーリエの法則です。
熱伝導は一つの物質内での熱移動のため、乾燥対象物を薄く小さくすることにより熱の移動速度が上がり熱効率が良くなります。KENKI DRYER は独自の特許取得済み機構で、乾燥物を粉砕し小さくできるため伝導伝熱、熱伝導が効率良く行えます。
又、物質により熱の伝わり方は異なり、その物質によって異なる熱の伝わる速さは熱伝導率で表現され、これは単位時間当たりの単位長さを流れる熱量を示します。具体的には熱伝導率 λ[W/mK]は厚さ1mの板の両端に1℃の温度差がある時、その板の1m2を通して、1秒間に流れる熱量を指し、気体、液体、固体の順の大きくなります。
他に、比熱も熱の伝わりやすさを表しますが、これは時間に関係なく、単位重さ1g当たりを1℃上げるのに必要な熱量を指します。比熱は大きくなるほど温まりやすく冷めにくい性質と言えますが、加熱速度は比熱が大きいほど速くなります。
一方、対流伝熱の熱伝達とは異なる2つの物質間で、熱が伝わっていく現象を指します。加熱された空気が乾燥物に当たり、空気から乾燥物へ熱が移動する状態です。この熱伝達については次回で詳しく説明します。

 

熱伝導伝導伝熱。一つの物質の中を熱が伝わる現象。計算式はフーリエの法則。
熱伝導率物質内の熱の伝わる速さ。単位時間当たりの単位長さを流れる熱量。
比熱単位重さ1g当たりを1℃上げるのに必要な熱量。
熱伝達異なる2つの物質間で、熱が伝わっていく現象。
伝導伝熱金属の板などを蒸気、熱風、温水等で加熱し、その加熱された金属の板などを乾燥対象物へ直接当て、接触させ熱を与える方法。
対流伝熱高い温度に加熱された空気を乾燥対象物へ直接当て、接触させ熱を与える方法。

 

伝導伝熱 乾燥速度 汚泥乾燥 kenki dryer 2020.6.3


熱の伝わり方 伝導、伝達、放射 汚泥乾燥機 kenki dryer 2020.6.2

 

物質温度熱伝導率 [W/m·K]
0~800.561~0.63
空気(乾燥)00.0241
鉄(Fe)083.5
ステンレス鋼 16.7~20.7
アルミニウム(Al)0236
銅(Cu)0403
ニッケル(Ni)094
炭素(人工黒鉛・カーボン)(C)100~250

出典:Wiki 熱伝導率

 

乾燥工程及び加熱方法と乾燥速度 / 汚泥乾燥, スラリー乾燥, 高含水率廃棄物乾燥

 


■ 乾燥機構
KENKI DRYERは乾燥の熱源は飽和蒸気のみながら伝導伝熱と熱風対流伝熱併用での他にはない画期的な乾燥方式での乾燥機と言えます。

 

乾燥装置 KENKI DRYER の特徴ある独自の乾燥の機構も国際特許技術です。粉砕乾燥、撹拌乾燥、循環乾燥そして間接乾燥 と言った4つの乾燥機構が同時に乾燥対象物に対し加熱乾燥動作を絶え間なく繰り返し行われることにより乾燥対象物の内部まで十分に乾燥され乾燥後の製品の品質が一定です。乾燥対象物投入時から乾燥後排出まで乾燥対象物の乾燥が不十分になりやすい塊化を防ぎ、乾燥対象物の内部まで熱が十二分に行き渡るよう様々な工夫がなされており常に安定した加熱乾燥が行われています。
熱源が飽和蒸気のみの伝導伝熱式での乾燥方式でありながら、外気をなるべく取り入れない他にはない独自の機構で乾燥機内の温度は、外気温度に影響されず常に高温で一定に保たれています。それは外気を取り入れない特徴ある独自の乾燥機構で内部の空気をブロワ、ファンで吸い込み乾燥機内部の上部に設置されている熱交換器で加熱し、その加熱された空気熱風をせん断、撹拌を繰り返しながら加熱搬送されている乾燥対象物へ吹き付け当てています。わざわざ熱風を起こしそれを乾燥対象物へ吹き付け当てているのですが、外気を取り入れそれを加熱するのではなく乾燥機内部の高温の空気をさらに加熱しながら乾燥対象物へ当て乾燥を促進しています。洗濯物が風でよく乾くという乾燥機構を取り入れ熱風対象物に熱風を当てることによる熱風乾燥です。今内容により、KENKI DRYERは乾燥の熱源は飽和蒸気のみながら伝導伝熱と熱風対流伝熱併用での他にはない画期的な乾燥方式での乾燥機と言えます。

 

乾燥機構

セルフクリ-ニング

国際特許

 

どこもできない付着物、粘着物及び液体状の乾燥に是非 KENKI DRYER をご検討下さい。
国際特許技術の簡単な構造でイニシャル、ランニング、メンテナンスコストが安価です。
汚泥乾燥では乾燥機械代金を産廃費削減約2、3年での償却を目指しています。
原料スラリー乾燥では箱型棚段乾燥の置き換えで人手がいらず乾燥の労力が大幅に減ります。
有機廃棄物乾燥では燃料、肥料、土壌改良剤、飼料等へ再資源化リサイクル利用ができます。

 

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