ヒートポンプ膨張弁と熱交換器 / ヒートポンプ乾燥機, 汚泥乾燥機, スラリー乾燥機

■ ヒートポンプ膨張弁


ヒートポンプの膨張弁は断熱膨張にて気体の圧力を下げ蒸発、気化させ温度を低下させます。膨張弁で蒸発、気化が開始され次の工程の熱交換器での熱移動でさらに蒸発、気化が行われます。膨張弁から熱交換器までの工程で十分に気体を蒸発、気化させることにより、熱交換の次の圧縮工程がスムーズに行えます。
膨張弁は断熱膨張で気体の圧力を下げることにより気体内の液体を気体へ相変化、状態変化させますが、その際に周辺の熱を吸収することにより温度を下げています。次の工程の熱交換器ではこの熱の移動を行うことでさらに相変化、状態変化を行います。その際の熱は蒸発熱、気化熱と呼ばれこれらの熱を熱交換器で十分に利用することにより次の圧縮機の断熱圧縮をスムーズに行うことができます。

この膨張弁の構造は簡単で気体の通路を絞ることで圧力を下げ温度を下げています。膨張弁では、次の工程の熱交換器で熱移動を十分に行えるよう弁の絞り具合を調整する必要があります。しかし、膨張弁に投入される気体の圧力、量等が常に一定でない場合があり、その場合、膨張弁を変動に合わせその都度調整する必要があります。この調整は人力に頼ることなくは自動制御で行うことが可能で自動調整の膨張弁は既に数多く製品化され使用されています。

ヒートポンプ膨張弁 ヒートポンプ乾燥機 汚泥乾燥機 kenki dryer 2020.6.12

 

■ ヒートポンプ熱交換器

 

ヒートポンプは外部からの熱の供給なしに、気体の相変化、状態変化で熱を発生させ、その熱の移動を利用したシステムです。気体の圧縮あるいは膨張により発生した熱は熱交換器で移動することで利用されています。例えば、エアコンであれば気体を膨張させ圧力を下げることで温度を下げ熱交換器で熱移動を行い冷風を発生させます。又、気体を圧縮し圧力を上げることで温度を上げ熱交換器での熱移動により温風を発生させています。
ヒートポンプの熱交換器は熱移動により膨張、圧縮により発生した熱を利用している装置です。この熱交換器での熱移動でヒートポンプ内で発生した熱を十分に利用することで膨張、圧縮工程がスムーズに行えます。
ヒートポンプの工程では、膨張弁で蒸発、気化された気体を熱交換器での熱移動によりさらに蒸発、気化させます。熱交換器の熱移動で気体をなるべく蒸発、気化することにより、次の工程の圧縮機での凝縮、液化がスムーズに行えます。一方、圧縮機で凝縮、液化された気体は熱交換器での熱移動によりさらに凝縮、液化が進みます。十分に凝縮、液化された気体は次の工程の膨張弁での蒸発、気化がスムーズに行えます。
ヒートポンプはこれらの工程が繰り返し行われ、外部から熱を供給されることなく気体の相変化、状態変化での熱を利用しています。従来の石油等の化石燃料を利用した熱利用と比較すると、熱効率に優れ数倍の省エネルギー化が図れ、CO2発生量がかなり少なく環境負荷が非常に小さなシステムです。

 

ヒートポンプ 熱交換器 ヒートポンプ乾燥機 汚泥乾燥機 kenki dryer 2020.6.12

 

 

ヒートポンプについて / ヒートポンプ乾燥機, 汚泥乾燥機, 高含水率廃棄物乾燥機

断熱膨張と断熱圧縮 / ヒートポンプ乾燥機. 汚泥乾燥機. スラリー乾燥機

ヒートポンプ圧縮機について / ヒートポンプ乾燥機, 汚泥乾燥機, スラリー乾燥機

 


■ 乾燥機構
KENKI DRYERは乾燥の熱源は飽和蒸気のみながら伝導伝熱と熱風対流伝熱併用での他にはない画期的な乾燥方式での乾燥機と言えます。

 

乾燥装置 KENKI DRYER の特徴ある独自の乾燥の機構も国際特許技術です。粉砕乾燥、撹拌乾燥、循環乾燥そして間接乾燥 と言った4つの乾燥機構が同時に乾燥対象物に対し加熱乾燥動作を絶え間なく繰り返し行われることにより乾燥対象物の内部まで十分に乾燥され乾燥後の製品の品質が一定です。乾燥対象物投入時から乾燥後排出まで乾燥対象物の乾燥が不十分になりやすい塊化を防ぎ、乾燥対象物の内部まで熱が十二分に行き渡るよう様々な工夫がなされており常に安定した加熱乾燥が行われています。
熱源が飽和蒸気のみの伝導伝熱式での乾燥方式でありながら、外気をなるべく取り入れない他にはない独自の機構で乾燥機内の温度は、外気温度に影響されず常に高温で一定に保たれています。それは外気を取り入れない特徴ある独自の乾燥機構で内部の空気をブロワ、ファンで吸い込み乾燥機内部の上部に設置されている熱交換器で加熱し、その加熱された空気熱風をせん断、撹拌を繰り返しながら加熱搬送されている乾燥対象物へ吹き付け当てています。わざわざ熱風を起こしそれを乾燥対象物へ吹き付け当てているのですが、外気を取り入れそれを加熱するのではなく乾燥機内部の高温の空気をさらに加熱しながら乾燥対象物へ当て乾燥を促進しています。洗濯物が風でよく乾くという乾燥機構を取り入れ熱風対象物に熱風を当てることによる熱風乾燥です。今内容により、KENKI DRYERは乾燥の熱源は飽和蒸気のみながら伝導伝熱と熱風対流伝熱併用での他にはない画期的な乾燥方式での乾燥機と言えます。

 

乾燥機構

熱源 蒸気

 

どこもできない付着物、粘着物及び液体状の乾燥に是非 KENKI DRYER をご検討下さい。
国際特許技術の簡単な構造でイニシャル、ランニング、メンテナンスコストが安価です。
汚泥乾燥では乾燥機械代金を産廃費削減約2、3年での償却を目指しています。
原料スラリー乾燥では箱型棚段乾燥の置き換えで人手がいらず乾燥の労力が大幅に減ります。
有機廃棄物乾燥では燃料、肥料、土壌改良剤、飼料等へ再資源化リサイクル利用ができます。

 

熱分解装置 Biogreen
火気を一切使用しない国際特許技術の熱分解装置
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