空気の比エンタルピーについて / ヒートポンプ汚泥乾燥機, 汚泥乾燥機, スラリー乾燥機

■ 湿り空気線図について

 

湿り空気線図(しめりくうきせんず、Psychrometric Chart)とは線図上に、乾球/湿球温度/露点温度、絶対/相対湿度、エンタルピーなどを記入し、その中から2つの値を求めることにより、湿り空気の状態が分かるようにした線図のことである。 空気線図湿度線図とも言う。

不飽和空気ではつかみにくい乾球温度や相対湿度、絶対湿度、 比エンタルピーなどの相互関係を比較対照して線図にしたものをいう。湿り空気線図といえば、主に「湿り空気h –x 線図」の事を指すのが一般的になっている。主に空気の状態や熱的変化を知るために用いられる。

出典:Wiki 湿り空気線図

空気のエンタルピー、比エンタルピーを把握するため使用するのに 湿り空気線図 があります。
これは、乾球温度や相対湿度、絶対湿度、 比エンタルピーなどの相互関係を比較し線図にしたものです。ある温度の空気が保有することができる水分量が表されており空気の乾燥、除湿を検討する際に利用されます。空気線図湿度線図とも言われます。

 

■ 湿り空気線図の種類について

 

代表的な湿り空気線図に3種類がありますが、異なるのは乾球温度、絶対湿度の範囲です。

湿り空気線図の種類
NC線図
乾球温度が、-10°C~50°C。
LC線図乾球温度が-40°C~10°C、絶対湿度が0~0.007kg/kg(DA)。
HC線図乾球温度が0°C~120°C、絶対湿度が0~0.020kg/kg(DA)。

 

NC線図 は下記です。出典:Wiki 湿り空気線図

 

湿り空気曲線図 空気比エンタルピー ヒートポンプ自己熱再生汚泥乾燥機,KENKI DRYER 2020.7.20

 

■ 湿り空気線図の構成要素

 

線図の2項目の値が決まっていれば残りの特性値を求めることが出来ます。湿り空気線図の構成要素は下記です。参照:Wiki 湿り空気線図

比エンタルピー空気の比エンタルピー。空気1 kgあたりのエンタルピーを表したもので、単位は 「kJ/kg(DA)」。
乾球温度一般的な温度計が示す空気の温度。単位は「℃」。
露点温度空気がある温度で飽和(相対湿度100%RH)に達し、空気中の水蒸気が液体へ相変化、凝縮を始める温度。単位は「℃」。
相対温度ある温度の空気での最大水蒸気量と実際のその温度での水蒸気量の比。
単位は「%RH」。一般的な空気の湿度。
絶対温度空気に含まれる水蒸気の質量を指し、乾き空気1kg に対して含まれる水蒸気の量。単位は「kg / kg(DA) 」。
比体積空気 1kgの体積で、単位は「 m3」。
顕熱比顕熱/全熱。全熱=顕熱+潜熱。顕熱と潜熱の割合。単位は「SHF」。
空調機のデータとして使用されることが多い。

 

 

■ エンタルピー把握方法

 

他の種類のエンタルピー、比エンタルピーについて燃料は発熱量、温水は比熱、飽和蒸気は蒸気表で把握できます。

エンタルピー把握方法
和蒸気蒸気表
燃料発熱量
温水比熱
空気湿り空気線図

 

飽和蒸気については下記ページをご参照下さい。

蒸気のエネルギー量換算方法について

蒸発熱(気化熱)と凝縮熱 -1 / 汚泥乾燥, スラリー乾燥, 廃棄物乾燥

 

燃料については下記ページをご参照下さい。

高位発熱量と低位発熱量 / ヒートポンプ汚泥乾燥機, 汚泥乾燥機, スラリー乾燥機

 

 


昨今、KENKI DRYER に求められる内容に二酸化炭素CO2 の削減があります。ヒートポンプ自己熱再生乾燥機 KENKI DRYER であれば、二酸化炭素CO2 が大量に削減ができる上、燃料費も大幅な削減が可能になるでしょう。
どこもできない付着物、粘着物が乾燥できる KENKI DRYER は、日本 2件、海外7ケ国 9件の特許を取得済み独自技術を持つ画期的な製品です。高含水率有機廃棄物乾燥機、汚泥乾燥機、スラリー乾燥機、メタン発酵消化液乾燥機及び廃棄物リサイクル乾燥機に是非 KENKI DRYER をご検討下さい。

 

■ ヒートポンプの工程

 

ヒートポンプの工程 ヒートポンプ汚泥乾燥機 スラリー乾燥機 kenki dryer 2020.7.9

 


■ ヒートポンプ自己熱再生乾燥機 KENKI DRYER について

 

蒸気(飽和蒸気)でのヒートポンプ自己熱再生乾燥機 KENKI DRYER とは、乾燥熱源である蒸気を利用した自己熱再生乾燥システムです。
蒸気ヒートポンプの工程は、KENKI DRYER で加熱乾燥に利用した蒸気を膨張弁での断熱膨張により圧力は低下し、蒸気内の水分は蒸発、気化し周辺の熱を吸収し蒸気温度は下降します。その蒸気を次の工程の熱交換器で熱移動することによりさらに蒸発、気化させ蒸気圧力を低下させます。十分に蒸発、気化が行われ圧力が下げられた蒸気は次の圧縮工程へ進みます。
圧縮工程の圧縮機で蒸気を断熱圧縮を行うことで、圧力は上昇しそれに伴い凝縮、液化し温度は上昇します。その蒸気の水分を除去した上で KENKI DRYER へ投入します。KENKI DRYER はその投入された蒸気を熱源として利用、加熱乾燥という熱移動を行うことで、蒸気はさらに十分に凝縮、液化され膨張弁へ進みます。この工程を繰り返します。

 

ランニングコスト削減 二酸化炭素排出量削減 ヒートポンプ乾燥機 汚泥乾燥機 2020.6.15

 

ヒートポンプ乾燥機

 

■ 乾燥機構
KENKI DRYERは乾燥の熱源は飽和蒸気のみながら伝導伝熱と熱風対流伝熱併用での他にはない画期的な乾燥方式での乾燥機と言えます。

 

乾燥装置 KENKI DRYER の特徴ある独自の乾燥の機構も国際特許技術です。粉砕乾燥、撹拌乾燥、循環乾燥そして間接乾燥 と言った4つの乾燥機構が同時に乾燥対象物に対し加熱乾燥動作を絶え間なく繰り返し行われることにより乾燥対象物の内部まで十分に乾燥され乾燥後の製品の品質が一定です。乾燥対象物投入時から乾燥後排出まで乾燥対象物の乾燥が不十分になりやすい塊化を防ぎ、乾燥対象物の内部まで熱が十二分に行き渡るよう様々な工夫がなされており常に安定した加熱乾燥が行われています。
熱源が飽和蒸気のみの伝導伝熱式での乾燥方式でありながら、外気をなるべく取り入れない他にはない独自の機構で乾燥機内の温度は、外気温度に影響されず常に高温で一定に保たれています。それは外気を取り入れない特徴ある独自の乾燥機構で内部の空気をブロワ、ファンで吸い込み乾燥機内部の上部に設置されている熱交換器で加熱し、その加熱された空気熱風をせん断、撹拌を繰り返しながら加熱搬送されている乾燥対象物へ吹き付け当てています。わざわざ熱風を起こしそれを乾燥対象物へ吹き付け当てているのですが、外気を取り入れそれを加熱するのではなく乾燥機内部の高温の空気をさらに加熱しながら乾燥対象物へ当て乾燥を促進しています。洗濯物が風でよく乾くという乾燥機構を取り入れ熱風対象物に熱風を当てることによる熱風乾燥です。今内容により、KENKI DRYERは乾燥の熱源は飽和蒸気のみながら伝導伝熱と熱風対流伝熱併用での他にはない画期的な乾燥方式での乾燥機と言えます。

 

乾燥機構

熱源 蒸気

 

どこもできない付着物、粘着物及び液体状の乾燥に是非KENKI DRYER をご検討下さい。
国際特許技術の簡単な構造でイニシャル、ランニング、メンテナンスコストが安価です。
汚泥乾燥では乾燥機械代金を産廃費削減約2、3年での償却を目指しています。
原料スラリー乾燥では箱型棚段乾燥の置き換えで人手がいらず乾燥の労力が大幅に減ります。
有機廃棄物乾燥では燃料、肥料、土壌改良剤、飼料等へ再資源化リサイクル利用ができます。

 

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