含水率について(1) / 汚泥乾燥, スラリー乾燥, 廃棄物乾燥

先ず「含水率」とは何でしょうか。
簡単に書けば、材料中に含まれる水分の比率と言うことになります。但し、この比率の表現方法には2通り「質量比」と「容積比」があります。一般的には「質量比」による表現をとります。そしてその「質量比」で表す場合も実は2通りの方法があります。それは「湿量基準」と「乾量基準」があり、基準となる質量の数字を乾いた材料の数字をとるか、あるいは湿った材料を基準にとるかの違いです。

湿量基準
全体質量の中の水分の質量をあらわしたものです。一般的にはこちらの計算式を使います。
( 水の質量 ÷ ( 水の質量 + 材料の質量 ) ) × 100
ウェットベースとも呼ばれ、単位表記は[%,W.B.]です。

乾量基準
材料に対する水の質量を百分率であらわしたものです。木材ではこの計算式を使われることがあります。
( 水の質量 ÷ 材料の質量 ) × 100
ドライベースとも呼ばれ、単位表記は[%,D.B.]です。
この基準では最大値は100を大きく超えることがあります。

換算式
二つの基準の値の換算式は下記の通りです。
乾量基準値 = ( 湿量基準値 ÷ ( 100 - 湿量基準値 ))× 100
湿量基準値 = ( 乾量基準値 ÷ ( 100 + 乾量基準値 ) )× 100
例として、50%,W.B. は、 100%,D.B. となります。

「湿量基準」は乾燥が進むにつれ基準となる質量が変化するため、基準質量が一定である「乾量基準」が本来の「含水率」と言えます。しかし、一般的には湿量基準が使用されています。