乾燥時の凝集剤の影響について -1 / 汚泥乾燥, リサイクル乾燥
■ 凝集剤とは |
水処理施設等で濁った水の中に分散している粒子を集合させ集合体にし、沈殿させる薬剤です。集合させた粒子の塊を凝集体やフロックと呼びます。粒子を沈殿させることにより水とフロックの分離が容易になります。水処理工程では沈殿槽や脱水時に使用されます。
■ 有機汚泥への乾燥時の影響 |
汚泥と排水処理での濃縮、脱水工程後に排出される付着、粘着性が強い固形状の塊です。凝集剤により水と分離された水分を多く含んだ塊で平均で含水率が80%W.B.以上あります。この汚泥は凝集剤を含んでおり、乾燥の際その凝集剤の影響を受けます。汚泥には有機と無機がありますが特に有機汚泥の乾燥時に凝集剤の影響が顕著にでます。
有機汚泥を乾燥機で乾燥させると乾燥するに連れ、次第に粒状になります。乾燥後この粒が大きい場合は、手でつぶすと内部より水分が出る、あるいは表面のみ乾燥し内部は乾燥していない状態が多々あります。この粒が小さければ小さい程、内部まで乾燥しています。乾燥時に凝集剤の影響で乾燥物が塊状になりやすくなっているようです。有機汚泥の乾燥後は必ず粒状になります。
凝集剤が含まれた有機汚泥を乾燥させる際に重要な点は下記です。
1)乾燥物が非常に付着、粘着性が強いため乾燥機内部に詰まらせない。
2)乾燥時になるべく攪拌、粉砕を繰り返し行い、乾燥中になるべく乾燥物の粒を小さくする。
有機汚泥の乾燥で、5%W.B.程度まで乾燥させるとかなり小さな塊状になります。手では潰せないほど硬い小さな粒です。決して粉体にはならないため、粉塵対策は必要ありません。
但し、無機汚泥の乾燥の場合は凝集剤の影響はあまり受けずに粉体状になりやすく、低い含水率まで乾燥させると粉塵化し集塵設備が必要となります。無機汚泥の乾燥では乾燥後の含水率を30%W.B.以上にすることをお勧めします。
■ 凝集剤そのものの乾燥について |
凝集剤、ポリ塩化アルミニウム PAC をKENKI DRYERで乾燥させました。乾燥前は液体状ですが乾燥後は粒状になります。下記は写真と乾燥時の動画です。
■ 汚泥乾燥 / どこもできない付着物、粘着物の乾燥 国際特許技術 |
国際特許技術の KENKI DRYER は他にはない構造で、乾燥対象物にどんなに付着性、粘着性、固着性があっても乾燥機内部に詰まることなく運転トラブルが全くない安定運転での乾燥ができます。例えば乾燥対象物が羽根に付着したとしても、その付着物を乾燥機内の左右の羽根が強制的に剥がしながら回転します。どんなに付着、粘着、固着性がある乾燥物でも左右の羽根が剥がしながら回転するため羽根に付着することなく、そして停止することなく羽根は常に回転し続け、剥がし、撹拌、加熱乾燥を繰り返しながら搬送されます。又、常に羽根の表面は更新され綺麗なため羽根よりの熱は遮るものなく乾燥物にいつも直接伝えることができます。排水処理脱水後の汚泥は乾燥中に凝集剤の影響を受け大きな塊になりやすく、乾燥後大きな塊で排出された場合、表面のみ乾燥し内部までは乾燥できていない現象が起こりやすいものです。国際特許技術の KENKI DRYER では、先ず乾燥対象物は、投入口の投入装置で加熱、粉砕されながら、乾燥機本体へスムーズに運ばれます。そして本体内では加熱搬送されながらせん断、攪拌を繰り返し乾燥対象物は次第に小さくなっていきます。
どこもできない付着物、粘着物及び液体状の乾燥に是非KENKI DRYER をご検討下さい。 |
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