今回の開発中の内容について
開発手順
現在 KENKI DRYER を改良開発中です。開発手順としては下記工程により行っております。
1.模型設計、製作、運転 ⇒ 2.テスト機設計、製作、運転
現在は模型の設計を終え、模型を製作中です。
1.模型
模型を設計製作し実際に物を投入し、手動ではありますが運転処理行います。その運転処理状況で改良の設計、製作そして運転処理を繰り返します。
”模型設計⇒製作⇒運転⇒改良設計⇒製作⇒運転 を繰り返す。”
2.テスト機
模型での処理が目標に達するとテスト機の設計に入ります。設計後製作そして運転処理を行います。このテスト機はあくまでも実機として納品可能な製品として完成させます。テスト機ですが少量処理の乾燥機の実機でもあります。
”テスト機設計⇒製作⇒運転⇒改良設計⇒製作⇒運転 を繰り返す。”
今回の開発の内容
KENKI DRYERには現在3つの型式があります。
・汚泥、スラリー、原料乾燥用のTSリシーズ及びTSBシリーズ
・木材チップ乾燥機 TSWシリーズ
型式 | 乾燥対象物 |
TS シリーズ | 有機汚泥、スラリー等 付着、粘着性が強い |
TSB シリーズ | 無機汚泥、原料等 付着、粘着性があまりない |
TSW シリーズ | 木材チップ等の硬い固形物 |
今回はTSシリーズを改良開発しております。開発の目的は省スペース化です。
過去、TSシリーズの省スペース化のためTSBシリーズを開発しました。しかし、乾燥対象物全てに対しての省スペース化は実現出来ず、付着、粘着性があまりない物の乾燥についてのみ目標を達成できました。今回は、TSBシリーズで実現できなかった付着、粘着性が強い有機汚泥、スラリー等の乾燥物に対しての省スペース化を目指しています。
具体的な改良開発の内容は、TSシリーズとTSBシリーズの組み合わせです。これらを組み合わせることにより次期機種の完成を目指しています。TSとTSBシリーズの型式の大きな違いは、乾燥機内部のメインの羽根に蒸気を投入しているか、していないかの違いです。
開発テーマである省スペース化はお客様の大きなニーズです。設置場所そのものが土地代というコストになります。
今内容の改良開発が目標を達成した場合は、特許出願予定です。出願は現在出願していない国を予定しております。特許は他の内容で現在国内2件、海外2件取得済み、6ケ国地域で出願済みです。次回はなるべく出願国を絞る予定です。
熱分解装置 Biogreen: https://biogreen-jp.com
会社サイト: https://kenki-corporation.jp