膜分離活性汚泥法(MBR法)について / 汚泥乾燥, リサイクル乾燥

様々な排水処理方法の内、膜分離活性汚泥法とは、活性汚泥法の一種で、処理水と活性汚泥との分離を、従来の沈殿槽に代えて精密ろ過膜 (MF膜) 又は 限外ろ過膜(UF膜)を使って行う方法です。英語でMembrane Bioreactorと称することからMBR法、又はMBRと呼ばれることが多いです。他に膜式活性汚泥法とも呼ばれます。

 

膜分離活性汚泥法(MBR法)

 

従来の活性汚泥法では、バルキング(活性汚泥が浮きやすくなること)などの原因により自然沈降で分離しきれずに処理水側に流失(キャリーオーバーと呼ばれる)することがありました。又、反応タンクに保持できる活性汚泥の濃度が、自然の沈降性と最終沈殿槽の大きさに依存することにもなります。
そこで、処理水と活性汚泥を強制的に分離させることで活性汚泥の流失を防ぐと共に、反応タンクでの活性汚泥の濃度を上げてその小型化を図り、最終沈殿槽やその後の砂などを使ったろ過、および消毒などの工程を無くすことができる技術として開発されたのが膜分離活性汚泥法です。
1960年代にアメリカで開発され、分離膜の技術革新に伴って1990年頃から世界的に普及が進み始めました。

「世界的には、大規模処理場においても MBR の採用実績が増え、標準化の動きも多くみられ、国内においても中大規模処理場の改築更新時や高度処理化を行う際には中心的な技術になる。」
出典:下水道への膜処理技術導入のためのガイドライン[第 2 版]平成 23 年 3 月 下水道膜処理技術会議

 

膜分離活性汚泥法は、活性汚泥法従来のの沈殿槽に代わって精密ろ過膜や限外ろ過膜などの分離膜で処理水と活性汚泥とを分離します。

■ 特徴
・従来の活性汚泥法と比較すると設備が小型になります。

・活性汚泥が処理水へ流失(キャリーオーバー)しません。
・処理水が精密ろ過膜や限外ろ過膜を通るため水質がよく、従来の活性汚泥法での砂などによるろ過が不要となり、処理水の再利用も容易となります。
・大腸菌など大きな微生物も除去できるため、通常河川などに放流する場合は処理水の消毒も不要です。但し、ウイルスなどの流失を防ぐため消毒を行う場合はあります。

■欠点
・分離膜の目詰まり(ファウリング(Fouling)と呼ばれる)を防ぐため、これを定期的に次亜塩素酸やアルカリなどの薬品で洗浄する必要があります

・分離膜は膜素材や使用状況で異なりますが、1~5年程度で定期的な交換が必要です。
・分離膜表面の曝気または活性汚泥の循環、および処理水の吸引のため、必要な電力などのエネルギーが従来の活性汚泥法より増加します。

参考サイト:Wiki 膜分離活性汚泥法

 

 

排水処理 膜分離活性汚泥法 汚泥乾燥 KENKI DRYER 2018.3.3

 

 


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