飽和水蒸気量について -1 / 汚泥乾燥, スラリー乾燥, 廃棄物乾燥

■ 飽和水蒸気量とは

 

乾燥物の水分を蒸発させた無色透明の気体である水蒸気は空気中に溶け含まれて行きます。但し、空気に含まれる水蒸気の量は限界があり、その限界まで水蒸気を含んだ状態を飽和状態と言います。飽和状態での水蒸気の量を飽和水蒸気量と言い単位は(g/m3 )です。この飽和水蒸気量は、空気の温度が高いほど増えていきます。
又、水蒸気の体積は水の約1700倍ですが、水蒸気が含まれた空気には圧力が存在します。この圧力は飽和水蒸気の状態では飽和水蒸気圧と呼ばれ、一般的にはTetensの式で計算されます。単位は(hPa )です。飽和水蒸気圧も飽和水蒸気量と同様に温度が高いほど大きくなります。
空気中の水蒸気量が飽和水蒸気量と等しくなる温度を、 露点 と呼びます。この温度では、空気が冷やされると水滴ができはじめます。その現象は結露で観察することができます。

 

水蒸気水を蒸発させた無色透明の気体。
飽和水蒸気量ある温度で 1m3 中の空気が含むことができる最大の水蒸気量。単位:g/m3
飽和水蒸気圧飽和水蒸気の状態の空気の圧力。単位:hpa
露点空気中の水蒸気量が飽和水蒸気量と等しくなる温度。単位:℃

 

 

■ 相対湿度と絶対湿度

 

湿度とは、空気中に含まれる水蒸気の量を表す尺度です。湿度には相対湿度と絶対湿度とがあり一般的に湿度と言う際は相対湿度のことを指します。これはある温度の空気1m3中に含まれている水蒸気量とその温度の空気1m3中の飽和水蒸気量の割合比で単位は(%)です。
一方、絶対湿度とはある温度での乾き空気1kgに対するその温度の空気に含まれる水蒸気の質量を指し、単位は(kg/kg)です。

 

相対湿度ある温度で空気 1m3 中に含まれている水蒸気量 ÷ その温度の空気 1m3 中の飽和水蒸気量×100 単位:%
絶対湿度ある温度の空気に含まれる水蒸気の質量 ÷ その温度での乾き空気1kg 単位:kg/kg

 

 

■ 乾燥機内の風について

 

乾燥物から水分が蒸発し、その水蒸気を含んだ空気が乾燥物付近で滞留するといずれ飽和し乾燥できなくなります
KENKI DRYER は乾燥物へ熱風を直接当てることにより空気の滞留を防いでいます。内部の空気を循環ブロワで吸い込み、上部の熱交換器を通し加熱しながら内部へ戻しています。常に乾燥物に対してむらなく上部より熱風を当てることにより乾燥を促進しています。この熱風循環機構は国際特許取得済み乾燥機構技術の一つです。
又、外部空気は強制的には吸込んでいませんが、排気ブロワにより機内の湿り空気は外部へ排出しており常に乾燥機内部は風が流れています。

 

4つの乾燥機構
4つの乾燥機構 木材チップ乾燥機

 

 

循環熱風乾燥機構
KENKI DRYER 特許機構 循環加熱による高温保持と熱風乾燥

 


 

■ 乾燥機構

 

乾燥装置 KENKI DRYER の特徴ある独自の乾燥の機構は国際特許技術です。粉砕乾燥、撹拌乾燥、循環乾燥そして間接乾燥 と言った4つの乾燥機構が同時に乾燥対象物に対し加熱乾燥動作を絶え間なく繰り返し行われることにより乾燥対象物の内部まで十分に乾燥され乾燥後の製品の品質が一定です。乾燥対象物投入時から乾燥後排出までの工程で、乾燥対象物の内部まで熱が十二分に行き渡るよう様々な工夫がなされており常に安定した加熱乾燥が行われています。
熱源が飽和蒸気のみの伝導伝熱式での乾燥方式でありながら、外気をなるべく取り入れない他にはない独自の機構で乾燥機内の温度は、外気温度に影響されず常に高温で一定に保たれています。それは外気を取り入れない特徴ある独自の乾燥機構で内部の空気をブロワ、ファンで吸い込み乾燥機内部の上部に設置されている熱交換器で加熱し、その加熱された空気熱風をせん断、撹拌を繰り返しながら加熱搬送されている乾燥対象物へ吹き付け当てています。わざわざ熱風を起こしそれを乾燥対象物へ吹き付け当てているのですが、外気を取り入れそれを加熱するのではなく乾燥機内部の高温の空気をさらに加熱しながら乾燥対象物へ当て乾燥を促進しています。洗濯物が風でよく乾くという乾燥機構を取り入れ熱風対象物に熱風を当てることによる熱風乾燥です。今内容により、KENKI DRYERは乾燥の熱源は飽和蒸気のみながら伝導伝熱と熱風併用での他にはない画期的な乾燥方式での乾燥機と言えます。
飽和蒸気での低温での乾燥ですので乾燥対象物の成分は変化せず安全衛生面は優れており、国際特許技術の独自の乾燥機構により乾燥後の乾燥物の品質は均一で安定しています。

日本 、米国、台湾、フランス、ドイツ、イギリス、スイス、カナダ 特許取得済

 

乾燥機構

国際特許

 

どこもできない付着物、粘着物及び液体状の乾燥に是非 KENKI DRYER をご検討下さい。
国際特許技術の簡単な構造でイニシャル、ランニング、メンテナンスコストが安価です。
汚泥乾燥では乾燥機械代金を産廃費約2、3年での償却を目指しています。
原料スラリー乾燥では箱型棚段乾燥の置き換えで人手がいらず乾燥の労力が大幅に減ります。
有機廃棄物乾燥では燃料、肥料、土壌改良剤、飼料等へ再資源化リサイクル利用ができます。

 

熱分解装置 Biogreen
火気を一切使用しない国際特許技術の熱分解装置
https://biogreen-jp.com
会社サイト
もう悩みません。コンベヤ、産業環境機械機器
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