圧力損失と性能曲線図 / 汚泥乾燥, スラリー乾燥, 廃棄物乾燥

■ 圧力損失とは

 

空気をある流路の中に流す場合、その流路の中には必ずその流れを妨げる抵抗が発生します。これを圧力損失と言い、これは、流体が配管などを通る際に失うエネルギーのことで、入口と出口の総圧の差で定義されます。
流れには粘性があり、熱力学第二法則にあるように、圧力損失のない流れはあり得ず、圧力損失が大きいという事はエネルギーの利用効率が低いという事であり、できるだけ損失を小さくする工夫が必要です。
又、圧力損失とは、主に壁面での摩擦損失と渦や乱流による損失です。壁面での摩擦損失は粘度が大きく、流速が早いほど大きくなります。ダクト、フードなどの圧力損失は計算式がありそれにより算出できます。

 

圧力損失

流体が配管などを通る際に失うエネルギー。
圧力損失 = 入口の総圧 – 出口の総圧 = (入口の静圧 – 出口の静圧) + (口の動圧 – 出口の動圧)
動圧

気体の速度に関する圧力。例えば、ゴム風船の口をあけたときに吹き出す気流の運動エネルギーに相当する圧力。動圧に圧損係数 ζ を掛けることで、圧力損失が計算できる。動圧は、下記計算式で求められる。
動圧 =[ 空気密度 1.2kg/㎥ (at20℃)× 風速 2乗(m/s)]÷ 2
静圧気体の流れに平行な物体の表面に及ぼす気体の圧力。気体の流れとは関係のない圧力で、ゴム風船を膨らませたときに内部から周囲を押し付けている圧力。
配管・装置の圧力損失(通風抵抗)に対し、送風機で通風するために必要な圧力です。

 

出典:Wiki 圧力損失  /  昭和電機 よくあるご質問

 

■ 性能曲線図

 

送風機、ブロワーで発生させる流体空気の流れである風は必ず圧力損失が発生します。その状態を性能曲線図に照らし合わせました。

 

箱内の圧力損失
箱内圧力損失 性能曲線図 汚泥乾燥機 kenki dryer 2020.5.31

 

ダクトの圧力損失
ダクト圧力損失 性能曲線図 汚泥乾燥機 kenki dryer 2020.5.31

 

 

静圧と動圧及び性能曲線図 / 汚泥乾燥, スラリー乾燥, 廃棄物乾燥

最大風量と最大静圧 / 汚泥乾燥, スラリー乾燥, 廃棄物乾燥

 


 

4つの乾燥機構
KENKI DRYER 乾燥機構 2020.5.28

 

 

循環熱風乾燥機構
KENKI DRYER 循環加熱 2020.5.28

 


 

■ 乾燥機構

 

乾燥装置 KENKI DRYER の特徴ある独自の乾燥の機構は国際特許技術です。粉砕乾燥、撹拌乾燥、循環乾燥そして間接乾燥 と言った4つの乾燥機構が同時に乾燥対象物に対し加熱乾燥動作を絶え間なく繰り返し行われることにより乾燥対象物の内部まで十分に乾燥され乾燥後の製品の品質が一定です。乾燥対象物投入時から乾燥後排出までの工程で、乾燥対象物の内部まで熱が十二分に行き渡るよう様々な工夫がなされており常に安定した加熱乾燥が行われています。
熱源が飽和蒸気のみの伝導伝熱式での乾燥方式でありながら、外気をなるべく取り入れない他にはない独自の機構で乾燥機内の温度は、外気温度に影響されず常に高温で一定に保たれています。それは外気を取り入れない特徴ある独自の乾燥機構で内部の空気をブロワ、ファンで吸い込み乾燥機内部の上部に設置されている熱交換器で加熱し、その加熱された空気熱風をせん断、撹拌を繰り返しながら加熱搬送されている乾燥対象物へ吹き付け当てています。わざわざ熱風を起こしそれを乾燥対象物へ吹き付け当てているのですが、外気を取り入れそれを加熱するのではなく乾燥機内部の高温の空気をさらに加熱しながら乾燥対象物へ当て乾燥を促進しています。洗濯物が風でよく乾くという乾燥機構を取り入れ熱風対象物に熱風を当てることによる熱風乾燥です。今内容により、KENKI DRYERは乾燥の熱源は飽和蒸気のみながら伝導伝熱と熱風併用での他にはない画期的な乾燥方式での乾燥機と言えます。
飽和蒸気での低温での乾燥ですので乾燥対象物の成分は変化せず安全衛生面は優れており、国際特許技術の独自の乾燥機構により乾燥後の乾燥物の品質は均一で安定しています。

日本 、米国、台湾、フランス、ドイツ、イギリス、スイス、カナダ 特許取得済

 

乾燥機構

国際特許

 

どこもできない付着物、粘着物及び液体状の乾燥に是非 KENKI DRYER をご検討下さい。
国際特許技術の簡単な構造でイニシャル、ランニング、メンテナンスコストが安価です。
汚泥乾燥では乾燥機械代金を産廃費約2、3年での償却を目指しています。
原料スラリー乾燥では箱型棚段乾燥の置き換えで人手がいらず乾燥の労力が大幅に減ります。
有機廃棄物乾燥では燃料、肥料、土壌改良剤、飼料等へ再資源化リサイクル利用ができます。

 

熱分解装置 Biogreen
火気を一切使用しない国際特許技術の熱分解装置
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