乾燥機の伝熱の種類 / 輻射伝熱 (ふくしゃでんねつ) 2/2 / 汚泥乾燥, リサイクル乾燥

輻射伝熱(ふくしゃでんねつ)とは (2/2)
直火、火気を使用する場合は煙、排気ガスに対する付帯設備が必ず必要となります。但し、乾燥に赤外線、遠赤外線電気ヒーターを使用するとどうしても消費電力は大きくなりランニングコストはそれなりに高くなります。最近の乾燥装置の環境に対する要求は非常に厳しいものがあります。ランニングコストは機械装置を導入する際重要な要素であり、十二分に比較検討するものです。
現在の弊社の乾燥機の熱源は主に蒸気を利用しています。蒸気は潜熱を利用でき乾燥効率がよく、蒸気は既に多くの工場で使用されており取り扱いが簡単です。蒸気の元は水で環境に優しく、乾燥機での蒸気使用後のドレン、温水は再利用ができランニングコストも安価です。低温での乾燥ですので機械の損傷も少なくメンテナンスも楽です。
話は変わりますが、天日干しつまり太陽の光を利用した乾燥も輻射伝熱と言えます。これは太陽から発せられる電磁波で材料を乾燥させています。必要とするエネルギーは太陽光のみで最も省エネルギーで熱源にコストがかかりません。但し、天候に大きく左右され、雨、風をしのぐ建屋の建設は必要で、広い場所と長い時間を必要とする欠点はあります。

蒸気についてはこちらをご覧下さい。