嫌気好気法(AO法)について / 汚泥乾燥, リサイクル乾燥

排水処理方法の内、様々な種類がある汚泥活性法の中で嫌気好気法(AO法)についてです。これは排水内のりんの除去を主な目的とした排水処理で標準活性汚泥法を改良した方法です。
従来の標準活性汚泥法では十分に取り除くことができないりんや窒素を除去する処理方法を高度処理と呼ばれこの嫌気好気法も高度処理のひとつです。
海の赤潮発生はりん、窒素の栄養塩類が流れ込む富栄養化が原因です

 

■ 嫌気好気法(AO法)


嫌気好気法(AO法)はりんの除去を目的とした排水処理方法で、反応タンクが
嫌気槽と好気槽の2つの槽で構成されています。嫌気槽には攪拌機が設置され常に槽内の活性汚泥は攪拌されています。嫌気槽内には空気は送られず酸素がないため微生物、活性汚泥の活動は鈍く、りんを放出します。りんが放出された嫌気槽内の汚水は好気槽へ送られます。好気槽(ばっ気槽)内は空気がエアレーションされ酸素が水中に溶け込んだ状態です。酸素がある好気槽では微生物、活性汚泥がりんを取り込みます。この際、活性汚泥がりんを取り込む量は嫌気槽内で放出された量以上に取り込み、これを過剰摂取と呼んでいます。りんを取り込んだ活性汚泥は最終沈殿槽へ送られ沈殿します。最終沈殿槽の上澄水は消毒設備を経て放流され、沈殿した活性汚泥の一部は返送汚泥として反応タンクに戻され、それ以外は余剰汚泥として汚泥濃縮槽へ送られます。濃縮槽で濃縮された汚泥は脱水され脱水汚泥として乾燥等で処理されます。

嫌気好気法 AO法 排水処理方法 汚泥乾燥 KENKI DRYER 2018.2.14

 


■ 汚泥乾燥 / どこもできない付着物、粘着物の乾燥 国際特許技術

 

排水処理に凝集剤は必ず使用され、脱水後排出される汚泥には凝集剤が含まれています。その汚泥を乾燥させる場合には凝集剤の影響を受け乾燥時に粒になりそれが次第に大きな粒になり内部まで乾燥が出来ていない現象が多く見られます。又、脱水後の汚泥の含水率は通常80%W.B.以上あり汚泥そのものは付着性、粘着性が強く、乾燥が難しいものです。しかし、KENKI DRYER は独自の国際特許技術で乾燥機内の回転羽根に付着した汚泥は左右の羽根が強制的に剥がし落とし、その上独自の羽根の構造により羽根が回転しながら乾燥汚泥をせん断し小さくできます。凝集剤が含まれ凝集した汚泥をせん断し小さくすることにより、内部まで十分に熱が行き渡り大きな粒になることなく低い含水率まで確実に乾燥ができます。
弊社の国際特許技術の乾燥機 KENKI DRYER はどこもできない付着性、粘着性、固着性が強い汚泥あるいはスラリー液体状のものまで機内に詰まることなく確実に乾燥ができます。しかも構造が簡単なため安価で、乾燥機械代金は産廃削減費用2、3年程度での償却が可能です。又、低温乾燥のため乾燥物の成分が変化せず燃料、菌体肥料、土壌改良剤等へのリサイクルが可能です。その他 熱分解装置とのシステムでのアプリケーションもあります。

 

汚泥乾燥

アプリケーション

 

どこもできない付着物、粘着物及び液体状の乾燥に是非KENKI DRYER をご検討下さい。
国際特許技術の簡単な構造でイニシャル、ランニング、メンテナンスコストが安価です。
汚泥乾燥では乾燥機械代金を産廃費削減約2、3年での償却を目指しています。
原料スラリー乾燥では箱型棚段乾燥の置き換えで人手がいらず乾燥の労力が大幅に減ります。
有機廃棄物乾燥では燃料、肥料、土壌改良剤、飼料等へ再資源化リサイクル利用ができます。

 

熱分解装置 Biogreen
火気を一切使用しない国際特許技術の熱分解装置
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