生物膜法について / 汚泥乾燥, リサイクル乾燥

様々な排水処理方法の中で、生物膜法とは、担体の表面に微生物を付着させて、これに汚水の汚濁物質を分解させる方法です。この担体の表面に付着した微生物を生物膜と呼びます。
活性汚泥法は、汚水中に浮遊する小さな活性汚泥、微生物を生じさせて、それにより有機物を分解する方法で浮遊生物法とも言われ、生物膜法とは処理方法が異なります。
又、生物膜法は担体の表面に生物膜を発生させ、これに汚水を接触させて有機物を分解する方法で固着生物法とも言われます。

 

■ 生物膜法について

 

生物膜法も活性汚泥法、浮遊生物法と同じように微生物を利用して汚水を浄化する方法です。浮遊生物法との違いは、微生物を特定の担体に張りつけて、浄化させる槽、反応タンクの中に入れることです。こうすると、担体の表面に好気性菌が繁殖し、担体の中の方で嫌気性菌が繁殖でき複数の菌を同時に汚水中に入れることができます。汚染物質を食べた微生物を別の微生物が食べてくれるので、汚泥が少なく汚染物質が一時的に減っても、微生物が全滅することはありません。そのため、この生物膜法は汚染の状態が時期によって変わる汚水を浄化するには向いています。
担体に繁殖する微生物量は増加しすぎると自然にその一部がはく離し、条件に応じて自動的な調整機能があります。そのため、浮遊生物法においては必要な泥の返送や反応タンク内の汚泥量の調整が不要で、運転管理は容易です。
但し、生物膜法は浮遊生物法に比べて水質を浄化するスピードが遅いです。浮遊生物法は、エサさえあれば水中に際限なく微生物が繁殖増加しますが、浮遊生物法の場合は微生物が担体の表面しか繁殖できません。浮遊生物法に比べると微生物の数は少なくなります。又、汚泥が全く発生しない訳ではなく、汚泥が担体に付着するために、定期的に担体を引き上げ洗浄する必要があります。汚染が強い汚水を大量に処理浄化の必要がある場合は、浮遊生物法の方がメリットは大きいです。
生物膜法は浮遊生物法と違って、汚水と空気が触れることも多いので汚泥の処理を怠ると、異臭や害虫が発生しやすくなります。
担体にはプラスチック、セラミックや安価なかき殻などが使用されます。

生物膜法 排水処理法 汚泥乾燥 KENKI DRYER 2018.2.24

 


■ 汚泥乾燥 / どこもできない付着物、粘着物の乾燥 国際特許技術

 

排水処理に凝集剤は必ず使用され、脱水後排出される汚泥には凝集剤が含まれています。その汚泥を乾燥させる場合には凝集剤の影響を受け乾燥時に粒になりそれが次第に大きな粒になり内部まで乾燥が出来ていない現象が多く見られます。又、脱水後の汚泥の含水率は通常80%W.B.以上あり汚泥そのものは付着性、粘着性が強く、乾燥が難しいものです。しかし、KENKI DRYER は独自の国際特許技術で乾燥機内の回転羽根に付着した汚泥は左右の羽根が強制的に剥がし落とし、その上独自の羽根の構造により羽根が回転しながら乾燥汚泥をせん断し小さくできます。凝集剤が含まれ凝集した汚泥をせん断し小さくすることにより、内部まで十分に熱が行き渡り大きな粒になることなく低い含水率まで確実に乾燥ができます。
弊社の国際特許技術の乾燥機 KENKI DRYER はどこもできない付着性、粘着性、固着性が強い汚泥あるいはスラリー液体状のものまで機内に詰まることなく確実に乾燥ができます。しかも構造が簡単なため安価で、乾燥機械代金は産廃削減費用2、3年程度での償却が可能です。又、低温乾燥のため乾燥物の成分が変化せず燃料、菌体肥料、土壌改良剤等へのリサイクルが可能です。その他 熱分解装置とのシステムでのアプリケーションもあります。

 

汚泥乾燥

アプリケーション

 

どこもできない付着物、粘着物及び液体状の乾燥に是非KENKI DRYER をご検討下さい。
国際特許技術の簡単な構造でイニシャル、ランニング、メンテナンスコストが安価です。
汚泥乾燥では乾燥機械代金を産廃費削減約2、3年での償却を目指しています。
原料スラリー乾燥では箱型棚段乾燥の置き換えで人手がいらず乾燥の労力が大幅に減ります。
有機廃棄物乾燥では燃料、肥料、土壌改良剤、飼料等へ再資源化リサイクル利用ができます。

 

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