凝集処理について / 汚泥乾燥, リサイクル乾燥

■ 凝集処理とは

 

排水処理では、汚水内の粒子を沈降、沈殿させることにより汚水を浄化します。しかし、汚水内の粒子が沈降、沈殿しないことには汚水は浄化できません。汚水内の粒子を沈降させ、水から分離する処理方法のひとつに凝集処理があります。

汚水中に含まれる大きな粒子であれば沈降しますが、汚水中のコロイド粒子と呼ばれる0.001~1ミクロン程度の粒子は一般にマイナスの電荷を持っているため互いに反発しブラウン運動という不規則な運動をし汚水中で漂い続け沈降しません。

凝集処理 沈降 汚泥乾燥 KENKI DRYER 2018.3.5

■ 凝結


汚水中の小さな粒子を沈降させるためにプラスの荷電をもつ無機凝集剤(無機凝結剤)を添加すると荷電が中和されファンデルワールス力が働き粒子の小さな集合体フロックが出来ます。これを凝結と言います。この段階でフロックはまだ小さい状態です。ここで使われる凝集剤は、硫酸バンドやPAC(ポリ塩化アルミニウム)などアルミニウム塩や塩化鉄ポリ鉄等です。

 

■ 凝集

 

凝結した小さな集合体を集めてさらに大きな集合体(フロック)を作ことにより沈降速度が速まり、水と粒子の分離を容易にそして効率的に行なえます。この大きな集合体を作る事を凝集と言います。この凝集には高分子凝集剤(ポリマー)が使用されます。

凝集処理 凝集剤 凝結 凝集 汚泥乾燥 KENKI DRYER 2018.3.5

 

 


■ 汚泥乾燥 / どこもできない付着物、粘着物の乾燥 国際特許技術

 

国際特許技術の KENKI DRYER は他にはない構造で、乾燥対象物にどんなに付着性、粘着性、固着性があっても乾燥機内部に詰まることなく運転トラブルが全くない安定運転での乾燥ができます。例えば乾燥対象物が羽根に付着したとしても、その付着物を乾燥機内の左右の羽根が強制的に剥がしながら回転します。どんなに付着、粘着、固着性がある乾燥物でも左右の羽根が剥がしながら回転するため羽根に付着することなく、そして停止することなく羽根は常に回転し続け、剥がし、撹拌、加熱乾燥を繰り返しながら搬送されます。又、常に羽根の表面は更新され綺麗なため羽根よりの熱は遮るものなく乾燥物にいつも直接伝えることができます。

 


乾燥時の凝集剤の影響については下記ページもご参照下さい。

乾燥時の凝集剤の影響について -1 / 汚泥乾燥, リサイクル乾燥

脱水後の有機汚泥と無機汚泥の乾燥の比較 / 乾燥時の凝集剤の影響について -2

有機汚泥と有機物の乾燥の比較 / 乾燥時の凝集剤の影響について -3

 

汚泥乾燥

セルフクリ-ニング

乾燥機構

 

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