汚泥調質処理について / 汚泥乾燥, リサイクル乾燥
■ 汚泥調質処理 |
排水処理施設より発生する汚泥は、最初の濃縮工程を経て次に調質が行なわれます。これらの工程は次の工程の脱水処理の前処理に当たり、脱水処理時の脱水機の機種に応じて汚泥の固形分と水を分離しやすい状態にします。
調質とは汚泥中に多く含まれる分離しにくい水を薬品や熱によって分離しやすくする工程で、汚泥を容易に脱水できるように汚泥の性状を変化させます。
この調質工程では、通常は、凝集処理を行い汚泥の脱水を容易にします。
この凝集には薬品を使用し、汚泥中の粒子を結合させ、汚泥と水が分離しやすいように塊(フロック)状にし、脱水性を向上させます。汚泥の中でも有機性の汚泥は、水との親和力が高い有機物をたくさん含んでおり、汚泥の粒子の大きさや形状も様々なため、圧縮により脱水する脱水工程での処理が難しいものです。そのため、薬品を加えることにより汚泥の性状を安定させる調整が必要となります。
この凝集処理に用いる薬品には、2 液注入と 1 液注入の大きく2種類があり、汚泥の種類、性状、脱水機の種類等により薬品の種類、注入方法が決定されます。
2液注入 | 無機系あるいは有機系凝集剤により凝集しやすい小さなフロックを作ります。更にアニオン性、ノニオン性高分子凝集剤で大きな集合体フロックを作ります |
1液注入 | 小さなフロックから集合体フロックまで作ることができるカチオン性高分子凝集剤のみを注入します。 |
■ 汚泥乾燥 / どこもできない付着物、粘着物の乾燥 国際特許技術 |
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乾燥時の凝集剤の影響については下記ページもご参照下さい。
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