フィルタープレス脱水機について/ 汚泥乾燥, リサイクル乾燥, 産廃費削減

排水処理施設より発生する汚泥を脱水する脱水機は多くの種類があります。その内、フィルタープレス脱水機は、汚泥を限られた空間ろ過室に、加圧して詰め込むことで脱水する機械です。このフィルタープレスで脱水された汚泥脱水ケーキは他の脱水機と比較すると含水率が低くなる傾向があります。又、運転処理が連続式ではなくバッチ式のため、次の工程が連続式機械処理を行なう場合は一旦、ホッパ等で貯めコンベヤ、ポンプ等で引き出す必要があり処理工程に手間がかかります。この脱水機は土砂汚泥でも利用されます。
凝集剤は主に消石灰や無機系凝集剤が使用されます。

 

■ フィルタープレス脱水機

 

フィルタープレスには汚泥を加圧して送り続けることによりでろ過し脱水するタイプと、ろ過室内にダイヤフラムがありそれにより圧搾し脱水するタイプの2種類があります。
これら2種類とも本体内には、ろ布で作られたろ過室がいくとも並んでいます。これらろ過室は全て油圧で詰めつけられた状態です。多くの水を含んだ汚泥はこれらろ過室にポンプで圧入されます。
ひとつのタイプは全ろ過室に汚泥が充満した後も、さらに汚泥をポンプで圧入し汚泥を詰め続けます。この汚泥を詰め続け加圧することで汚泥の中の水分がろ過され脱水されます。脱水が終わると、ろ過室を締め付けていた油圧が緩められることによりろ過室が開き汚泥は下に落ちます。
もうひとつのタイプは全ろ過室に汚泥が充満した後は、さらに汚泥を圧入するのではなく、ろ過室内のダイヤフラムを圧縮空気、水、油等で膨らませ汚泥の両側から圧搾し、ろ過し脱水します。脱水が終わると油圧が緩められ、ろ過室が開き汚泥は下に落ちます。

 

下記の図はダイヤフラム式フィルタープレスの仕組みです。

フィルタープレス汚泥脱水機 汚泥乾燥 KENKI DRYER 2018.3.31

 


汚泥脱水 排水処理 汚泥乾燥 KENKI DRYER 2018.3.28

 

 


■ 汚泥乾燥 / どこもできない付着物、粘着物の乾燥 国際特許技術

 

排水処理に凝集剤は必ず使用され、脱水後排出される汚泥には凝集剤が含まれています。その汚泥を乾燥させる場合には凝集剤の影響を受け乾燥時に粒になりそれが次第に大きな粒になり内部まで乾燥が出来ていない現象が多く見られます。又、脱水後の汚泥の含水率は通常80%W.B.以上あり汚泥そのものは付着性、粘着性が強く、乾燥が難しいものです。しかし、KENKI DRYER は独自の国際特許技術で乾燥機内の回転羽根に付着した汚泥は左右の羽根が強制的に剥がし落とし、その上独自の羽根の構造により羽根が回転しながら乾燥汚泥をせん断し小さくできます。凝集剤が含まれ凝集した汚泥をせん断し小さくすることにより、内部まで十分に熱が行き渡り大きな粒になることなく低い含水率まで確実に乾燥ができます。
弊社の国際特許技術の乾燥機 KENKI DRYER はどこもできない付着性、粘着性、固着性が強い汚泥あるいはスラリー液体状のものまで機内に詰まることなく確実に乾燥ができます。しかも構造が簡単なため安価で、乾燥機械代金は産廃削減費用2、3年程度での償却が可能です。又、低温乾燥のため乾燥物の成分が変化せず燃料、菌体肥料、土壌改良剤等へのリサイクルが可能です。その他 熱分解装置とのシステムでのアプリケーションもあります。

 


乾燥時の凝集剤の影響については下記ページもご参照下さい。

乾燥時の凝集剤の影響について -1 / 汚泥乾燥, リサイクル乾燥

脱水後の有機汚泥と無機汚泥の乾燥の比較 / 乾燥時の凝集剤の影響について -2

有機汚泥と有機物の乾燥の比較 / 乾燥時の凝集剤の影響について -3

 


汚泥乾燥

セルフクリ-ニング

 

どこもできない付着物、粘着物及び液体状の乾燥に是非KENKI DRYER をご検討下さい。
国際特許技術の簡単な構造でイニシャル、ランニング、メンテナンスコストが安価です。
汚泥乾燥では乾燥機械代金を産廃費削減約2、3年での償却を目指しています。
原料スラリー乾燥では箱型棚段乾燥の置き換えで人手がいらず乾燥の労力が大幅に減ります。
有機廃棄物乾燥では燃料、肥料、土壌改良剤、飼料等へ再資源化リサイクル利用ができます。

 

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