蒸気 コロージョン、エロージョン・コロージョンについて
■ コロージョンとは |
コロージョンとは、腐食のことで、機械的に起こる磨耗 エロージョン とは密接な関係があります。
このコロージョンの代表的なものに腐食の「錆び」があります。例えば炭素鋼は水や水溶液中で材料の表面が酸化物となり、その後内部まで進行する場合があります。
炭素鋼は一旦錆びが発生すると、この錆びの進行を阻止するほどの耐食性はありません。酸化物、錆が発生しそれが表面から剥がれ流れ去ると、次々と表面が剥き出しになり腐食し、剥がれ脱落を繰り返します。それにより材料の厚みが減る、減肉が進行していきます。
一方、ステンレス鋼は、材料の表面が安定した酸化物等で覆われており、錆びにくく、又、この不動態皮膜は、何らかの原因で磨耗したとしても直ちに再生されるため、材料の厚みが減る減肉の現象はあまり見られません。
蒸気系の配管は蒸気を輸送する配管とドレンを回収する配管に大きく区別できますが、ドレン回収配管は、水と酸素が多く供給される環境にあり酸化物が発生しやすくコロージョンが起きやすいと言えます。一方、蒸気輸送配管は、無酸素状態で水分は少ないため腐食、コロージョンは発生しにくいと言えます。
参考サイト
腐食 Wikiサイト (日本語サイト)
コロージョンとは Corrosion で英語です。Crrosion Wiki サイト(英語サイト)
■ エロージョン・コロージョンについて |
機械的に起こる磨耗 エロージョンと腐食 コロージョンとは、密接な関係がありこれらが同時に発生することにより腐食はより促進され、腐食が速まります。
例えば、水、水溶液が流れている炭素鋼パイプ内側の材料の表面で腐食、コロージョンが発生します。その腐食、錆びは流体のエロージョンにより磨耗し取り除かれ、新たな炭素鋼の材料の表面が出現します。この表面はコロージョンにより酸化物、錆が発生しそれがエロージョンにより磨耗し、新たな表面が出てきます。これらの現象が繰り返されることにより、エロージョンのみあるいはコロージョンのみの現象以上の速度で、材料は減肉しひいては材料に穴が開きます。
エロージョン・コロージョンが起きる可能性がある場合は、酸化しにくいステンレス鋼を使用することが対策になります。
■ 熱源 蒸気 |
KENKI DRYERの乾燥の熱源は飽和蒸気のみながら伝導伝熱と熱風併用で他にはない画期的な乾燥方式を取り入れ安全衛生面で優れ、安定した蒸気を熱源とするため乾燥後の乾燥物の品質は均一で安定しています。蒸気圧力は最大0.7Mpaまで使用可能で、乾燥条件により蒸気圧力の変更つまり乾燥温度の調整は簡単に行なえます。飽和蒸気は一般の工場では通常利用されており取り扱いに慣れた手軽な熱源だと言えます。バーナー、高温の熱風を利用する乾燥と比較すると、飽和蒸気はパイプ内を通し熱交換で間接乾燥させる熱源であることから、低温で燃焼する事はなく安全衛生面、ランニングコスト面で優れています。又、低温乾燥のため乾燥機本体の損傷も少なく簡単な構造で、交換部品点数は少なくメンテナンスは容易で壊れにくく長期間の使用ができます。
飽和蒸気には特有の特徴があります。蒸気圧力の変更に伴い蒸気温度が変わるため、乾燥温度の調整が簡単に行なます。又、凝縮熱、潜熱を利用できるため温水、油等の顕熱利用と比較すると熱量が2~5倍で乾燥に最適な熱源と言えます。
飽和蒸気は乾燥後ドレンとなりますがそれは回収ができ蒸気発生装置ボイラーへの供給温水として利用すれば燃料費等のランニングコストは安価で済みます。
KENKI DRYER は蒸気での低温での間接間乾燥ですが、特許取得済みの独自の機構で、どんな付着性、粘着性がある原料でも乾燥機内部で詰まることがありません。低温乾燥は高温乾燥と比較すると、低温での乾燥の場合、付着、粘着性のある乾燥対象物の乾燥は、対象物が乾燥機内部に詰まることが多いのですが、KENKI DRYER では詰まりによるトラブルは一切発生しません。
低温での乾燥は、乾燥対象物の成分の変化が少なく、乾燥後様々な用途に利用でます。例としては、燃料、土壌改良剤等です。次の処理工程での利用に乾燥後の乾燥物の物性が優れているため KENKI DRYER のアプリケーション 燃料化、発電システムでの利用に最適です。
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