蒸気ゲージ圧と絶対圧 / 汚泥乾燥機, スラリー乾燥機, ヒートポンプ汚泥乾燥機
KENKI DRYER の熱源は飽和蒸気ですが、その蒸気の圧力の表示方法には2種類あります。それはゲージ圧(ゲージ圧力)と絶対圧(絶対圧力)です。
■ ゲージ圧と絶対圧の違い |
私達は大気の重さを受ける大気圧下で生活しておりその圧力の値は約101.3Kpa、0.1013Mpaです。この値を表示するのが絶対圧(絶対圧力)です。
一方、大気圧でゼロを指し示す大気圧基準の圧力計を使用するのが一般的です。それは大気圧よりどれだけ圧力が高いかを示しています。この圧力計が表示する圧力をゲージ圧(ゲージ圧力)と呼んでいます。
ゲージ圧に約101.3Kpa、0.1013Mpaをプラスした値が絶対圧で、絶対圧より約101.3Kpa、0.1013Mpaをマイナスした値がゲージ圧です。
圧力の表示を明確に区別するために単位の後に絶対圧は aあるいはaps、ゲージ圧はGあるいはgageを付ける場合があります。
蒸気の特性を調査する際使用する蒸気表は絶対圧で表示されているため注意が必要です。
他、圧力制御を行っているクリーンルーム等の室内でのゲージ圧は、その室内の気圧、絶対圧がゲージ圧の基準となります。
そして、大気圧より高い圧力を正圧、低い圧力を負圧といいます。絶対圧は、絶対真空をゼロとして圧力を表示します。
ゲージ圧(ゲージ圧力) | ||
単位の後にG、gageを付ける。 | 大気圧基準の圧力計の値表示 | 圧力表示ゼロが大気圧 |
絶対圧(絶対圧力) | ||
単位の後にa、apsを付ける。 | 大気圧基準の値表示 | 圧力表示ゼロが約101.3Kpa。絶対真空。 |
ゲージ圧に約101.3Kpa、0.1013Mpaをプラスした値が絶対圧。 絶対圧より約101.3Kpa、0.1013Mpaをマイナスした値がゲージ圧。 |
■ ゲージ圧表示の飽和蒸気表 |
飽和蒸気表 | ||||
ゲージ圧力 | 温度 | 比エンタルピ (kJ/kg) | ||
(Mpa・G) | (℃) | 顕熱 | 潜熱 | 全熱量 |
0.001 | 100 | 419 | 2,257 | 2,676 |
0.1 | 120 | 505 | 2,202 | 2,707 |
0.2 | 134 | 561 | 2,163 | 2,725 |
0.3 | 144 | 605 | 2,133 | 2,738 |
0.4 | 152 | 640 | 2,107 | 2,748 |
0.5 | 159 | 670 | 2,085 | 2,756 |
0.6 | 165 | 697 | 2,065 | 2,762 |
0.7 | 170 | 720 | 2,047 | 2,768 |
0.8 | 175 | 725 | 2,030 | 2,772 |
■ 絶対圧表示の飽和蒸気表 |
出典:FNの高校物理
ゲージ圧(ゲージあつ、英: gauge pressureまたは gage pressure)、もしくはゲージ圧力(ゲージあつりょく)は、絶対圧力と大気圧の差のこと。この場合のゲージ(gaugeまたはgage)は、計器などの意味。身近なところでは、タイヤの空気圧、圧力鍋などでゲージ圧が使われる。
ゲージ圧であることを明示するため、単位記号の後にG又はGaugeを付けることがある(例 PaG)。ゲージ圧と絶対圧の関係
真空をゼロとする絶対圧力に対して、ゲージ圧は大気圧をゼロとする、相対的な圧力である。
● ゲージ圧 = 絶対圧 – 大気圧
● 絶対圧 = ゲージ圧 + 大気圧
出典:Wiki ゲージ圧
絶対圧(ぜったいあつ)とは、絶対零圧力すなわち、絶対真空を基準に表した圧力のこと。絶対圧力ともいう。絶対圧であることを明示するため、単位記号の後にa又はabsを付けることがある。
ゲージ圧との関係
ゲージ圧に大気圧を加えると求められる。 (絶対圧 = ゲージ圧 + 大気圧)
出典:Wiki 絶対圧
標準気圧(ひょうじゅんきあつ、英語: atmosphere、standard atmosphere)は大気圧の国際基準となる値であり、101325パスカルである。
日本の計量法体系では、「標準気圧」の語を用いず、単に「気圧」として圧力の単位として規定している。 その単位記号はatmと定められている。概説
1954年、国際度量衡総会(CGPM)の第10回総会において一般的な用途のための標準気圧が採用され、1平方センチメートルあたり1013250 dynの圧力(101325 Pa)に等しいと定められた。この値は、CGPMの開催地パリと同緯度の平均海水面(mean sea level, MSL)における平均気圧を基にしている。この値は、世界の先進工業国の多くがフランスと同緯度にあるため、これらの国々での平均海水面における平均気圧ともだいたい等しい。
化学においては、標準状態のうち「標準温度と圧力」(Standard Temperature and Pressure, STP)の以前の定義は、摂氏0度(273.15ケルビン)の温度と1標準気圧(1 atm=101.325 kPa)の気圧であった。しかし1982年に国際純正・応用化学連合(IUPAC)は物質の物理的状態を明確に示す目的で、「標準圧力」(standard pressure)は100 kPa(=1バール)と定義されるべきである、と勧告した。
1バール=100000 Paであることから、実用的には不正確ではあるがバールに置き換えられることがある。1気圧を1バールに置き換えると1.3 %程度の誤差が生ずるが、実用上は誤差の範囲とみなされている。
出典:Wiki 標準気圧
大気圧
空気も物質であるため、質量があり、地球の重力を受ける。これに対して圧縮応力があり、さらに、重力とこれがつりあうことで大気が力学的に平衡に近い状態にある。地球をおおっている大気の層によって、海面では、面積1cm2あたり約1kgf(水銀柱で約76cm、水の場合約10mに相当)の圧力がかかる。これを大気圧または単に気圧という。高所ほど、その上方にある空気柱の高さが低くなるので、気圧は低くなる。海面での大気圧を 1 とする圧力の単位としても用いられる。
海上の水蒸気蒸発によって、上昇気流が発生する箇所の空気の密度がやや下がり、気圧がやや低くなることがあるなど、同じ海抜高度でも、少しずつ気圧は異なり、気圧の高低は常に変化する。この気圧の山や谷を高気圧、低気圧と呼ぶ。気圧の差が生じると、高気圧の空気が低気圧の領域に流れ込む。これが風のおもな成因になっている。
気圧の測定には気圧計やラジオゾンデを用いる(気象業務法第1条の2、気象業務法第1条の3も参照)。
気象情報では、気圧の単位は、かつてはCGS単位系のミリバール (mb)、トル (Torr) または水銀柱ミリメートル (mmHg) が使われていたが、現在は国際単位系 (SI) のヘクトパスカル (hPa) が使用されている。
出典:Wiki 気圧
真空(しんくう、英: vacuum)は、通常の大気圧より低い圧力の気体で満たされた空間の状態[。また物理学の理論における概念として、古典論における絶対真空、量子論における真空状態を指す場合にも用いられることがある。
日本工業規格(JIS)では「通常の大気圧より低い圧力の気体で満たされた空間内の状態」とされている。真空の状態は真空ポンプを用いて容器内部の気体を排気することで得ることができる。 真空度は対象の空間に存在する気体原子・分子が外壁に及ぼす圧力で表される。単位はTorr(トル)が用いられてきたが、国際単位系への統一に伴いPa(パスカル)に移行しつつある。1 atm=1.01325×105 Pa=760 Torrである。 真空度は言葉のイメージと表現が逆になるので注意が必要である(例:真空度が高い(高いレベルの真空度である)=圧力が低い)。
一般的な圧力と同じくゲージ圧と絶対真空度があり、それぞれ所謂ゲージ圧と絶対圧に対応している。丁度摂氏温度(℃)と絶対温度(K)のように、大気圧を0Paとしてそこからの変位量を示したものがゲージ圧。絶対真空を0Paとしてそこからの積算を示したものが絶対真空度である。
但しゲージ圧真空度の場合、所謂ゲージ圧として真空状態を「ゲージ圧−100kPa」のように負の値で表す場合と、別の単位として扱って「ゲージ圧真空度100kPa」のように正の値で表す場合、更に「ゲージ圧真空度−100kPa」のように表す場合があるので、仕様確認時に絶対真空度かどうかと合わせて確認する必要がある。尚、絶対真空度の場合は「1.33×10-7kPa(abs)」のように注記が入ることがある。
出典:Wiki 真空
■ 熱源 飽和蒸気 |
KENKI DRYERの乾燥の熱源は飽和蒸気のみながら伝導伝熱と熱風併用で他にはない画期的な乾燥方式を取り入れ安全衛生面で優れ、安定した蒸気を熱源とするため乾燥後の乾燥物の品質は均一で安定しています。蒸気圧力は最大0.7Mpaまで使用可能で、乾燥条件により蒸気圧力の変更つまり乾燥温度の調整は簡単に行なえます。飽和蒸気は一般の工場では通常利用されており取り扱いに慣れた手軽な熱源だと言えます。バーナー、高温の熱風を利用する乾燥と比較すると、飽和蒸気はパイプ内を通し熱交換で間接乾燥させる熱源であることから、低温で燃える事はなく安全衛生面、ランニングコスト面で優れています。
飽和蒸気には特有の特徴があります。蒸気圧力の変更に伴い蒸気温度が変わるため、乾燥温度の調整が簡単に行なます。又、凝縮熱、潜熱を利用できるため温水、油等の顕熱利用と比較すると熱量が2~5倍で乾燥に最適な熱源と言えます。
飽和蒸気は乾燥後ドレンとなりますがそれは回収ができ蒸気発生装置ボイラーへの供給温水として利用すれば燃料費等のランニングコストは安価で済みます。
昨今、KENKI DRYER に求められる内容に二酸化炭素CO2 の削減があります。ヒートポンプ自己熱再生乾燥機 KENKI DRYER であれば、二酸化炭素CO2 が大量に削減ができる上、燃料費も大幅な削減が可能になるでしょう。
どこもできない付着物、粘着物が乾燥できる KENKI DRYER は、日本 2件、海外7ケ国 9件の特許を取得済み独自技術を持つ画期的な製品です。高含水率有機廃棄物乾燥機、汚泥乾燥機、スラリー乾燥機、メタン発酵消化液乾燥機及び廃棄物リサイクル乾燥機に是非 KENKI DRYER をご検討下さい。
■ ヒートポンプの工程 |
■ ヒートポンプ自己熱再生乾燥機 KENKI DRYER について |
蒸気(飽和蒸気)でのヒートポンプ自己熱再生乾燥機 KENKI DRYER とは、乾燥熱源である蒸気を利用した自己熱再生乾燥システムです。
蒸気ヒートポンプの工程は、KENKI DRYER で加熱乾燥に利用した蒸気を膨張弁での断熱膨張により圧力は低下し、蒸気内の水分は蒸発、気化し周辺の熱を吸収し蒸気温度は下降します。その蒸気を次の工程の熱交換器で熱移動することによりさらに蒸発、気化させ蒸気圧力を低下させます。十分に蒸発、気化が行われ圧力が下げられた蒸気は次の圧縮工程へ進みます。
圧縮工程の圧縮機で蒸気を断熱圧縮を行うことで、圧力は上昇しそれに伴い凝縮、液化し温度は上昇します。その蒸気の水分を除去した上で KENKI DRYER へ投入します。KENKI DRYER はその投入された蒸気を熱源として利用、加熱乾燥という熱移動を行うことで、蒸気はさらに十分に凝縮、液化され膨張弁へ進みます。この工程を繰り返します。
■ 乾燥機構 KENKI DRYERは乾燥の熱源は飽和蒸気のみながら伝導伝熱と熱風対流伝熱併用での他にはない画期的な乾燥方式での乾燥機と言えます。 |
乾燥装置 KENKI DRYER の特徴ある独自の乾燥の機構も国際特許技術です。粉砕乾燥、撹拌乾燥、循環乾燥そして間接乾燥 と言った4つの乾燥機構が同時に乾燥対象物に対し加熱乾燥動作を絶え間なく繰り返し行われることにより乾燥対象物の内部まで十分に乾燥され乾燥後の製品の品質が一定です。乾燥対象物投入時から乾燥後排出まで乾燥対象物の乾燥が不十分になりやすい塊化を防ぎ、乾燥対象物の内部まで熱が十二分に行き渡るよう様々な工夫がなされており常に安定した加熱乾燥が行われています。
熱源が飽和蒸気のみの伝導伝熱式での乾燥方式でありながら、外気をなるべく取り入れない他にはない独自の機構で乾燥機内の温度は、外気温度に影響されず常に高温で一定に保たれています。それは外気を取り入れない特徴ある独自の乾燥機構で内部の空気をブロワ、ファンで吸い込み乾燥機内部の上部に設置されている熱交換器で加熱し、その加熱された空気熱風をせん断、撹拌を繰り返しながら加熱搬送されている乾燥対象物へ吹き付け当てています。わざわざ熱風を起こしそれを乾燥対象物へ吹き付け当てているのですが、外気を取り入れそれを加熱するのではなく乾燥機内部の高温の空気をさらに加熱しながら乾燥対象物へ当て乾燥を促進しています。洗濯物が風でよく乾くという乾燥機構を取り入れ熱風対象物に熱風を当てることによる熱風乾燥です。今内容により、KENKI DRYERは乾燥の熱源は飽和蒸気のみながら伝導伝熱と熱風対流伝熱併用での他にはない画期的な乾燥方式での乾燥機と言えます。
どこもできない付着物、粘着物及び液体状の乾燥に是非KENKI DRYER をご検討下さい。 |
国際特許技術の簡単な構造でイニシャル、ランニング、メンテナンスコストが安価です。 |
汚泥乾燥では乾燥機械代金を産廃費削減約2、3年での償却を目指しています。 |
原料スラリー乾燥では箱型棚段乾燥の置き換えで人手がいらず乾燥の労力が大幅に減ります。 |
有機廃棄物乾燥では燃料、肥料、土壌改良剤、飼料等へ再資源化リサイクル利用ができます。 |
熱分解装置 Biogreen 火気を一切使用しない国際特許技術の熱分解装置 | https://biogreen-jp.com |
会社サイト もう悩みません。コンベヤ、産業環境機械機器 | https://kenki-corporation.jp |