凝集加圧浮上法について / 汚泥乾燥, リサイクル乾燥
様々な種類の排水処理の内、凝集沈殿、浮上式についてです。これは加圧浮上処理を利用した方法です。
■ 凝集加圧浮上法 |
凝集反応槽の汚水中に凝集剤を入れ攪拌し汚水内の汚濁物質、浮遊物質を凝集し、フロックを作ります。加圧タンクでは圧縮空気を処理水に溶解させ微細な泡を発生させます。その微細な泡を加圧浮上槽で利用します。その泡は加圧浮上槽では大気解放することで汚濁物質、浮遊物質のフロックに付着し、フロックは水面へと浮上します。浮上したフロックは汚泥(スカムあるいはフロス)と呼ばれ汚掻寄機等によって分離され、下部の水は処理水として排出されます。水と分離された汚泥(スカムあるいはフロス)は回収され脱水処理され処分され、処理水の一部は加圧タンクへ運ばれ微細な泡を発生させます。
他の処理法では除去が難しい、水より比重が軽い油類等での固液分離でよく使用されます。
スカム(sucm)とは WIKIより
「排水口または排水溝にできた汚水の汚泥、貯留槽、浄化槽の腐敗槽などで発生するガスによってできる分厚い層のようなものであり、細菌、大腸菌、尿素分解菌、懸濁物質、繊維質、油脂質、炭酸ガスが浮遊物とともに浮上して、気泡がスポンジ質の厚い膜状になったもの。」
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