輻射(放射)伝熱 / 汚泥乾燥, スラリー乾燥, 高含水率廃棄物乾燥

■ 輻射(放射)伝熱について

 

物質は絶対零度より高い温度であれば例外なく赤外線を放出しています。この赤外線を放出する現象を放射と言い、物質の温度が高いほど多くの赤外線エネルギー量を放射しています。放射される赤外線エネルギー量は温度の4乗に比例し、計算式はシュテファン=ボルツマンの法則を使用します。
この赤外線を放射し対象物を加熱する方法を輻射(放射)伝熱と定義付けられています。他の加熱方法である伝導伝熱、対流伝熱を利用している乾燥機においても加熱された物質からの輻射(放射)伝熱を併用していることになります。
赤外線が物質に当たると、その一部は物質の表面で反射され、一部は物体を透過し、残りは物質に吸収されて熱に変わりまする。それぞれの割合は反射率、透過率、吸収率で示されそれぞれも割合の合計は「
1」でエネルギー保存の法則が成り立ちます。又、放射された赤外線を物質が吸収すると温度が上昇し、放射すると温度が低下します。温度が一定であれば赤外線の放射と吸収は同じ量で熱の平衡状態で、これはキルヒホッフの放射法則です

 

輻射(放射)伝熱赤外線を放射し対象物を加熱する方法。
放射物質は絶対零度より高い温度であれば例外なく赤外線を放出しており、この赤外線を放出する現象。
シュテファン=ボルツマンの法則放射される赤外線エネルギー量は温度の4乗に比例。
キルヒホッフの放射法則放射された赤外線を物質が吸収すると温度が上昇し、放射すると温度が低下します。温度が一定であれば赤外線の放射と吸収は同じ量で熱の平衡状態。

 

参考サイト:Wiki シュテファン=ボルツマンの法則  Wiki キルヒホッフの放射法則

 

放射=反射 + 透過 + 吸収、 1=反射率 + 透過率 + 吸収率
放射 反射 吸収 透過 汚泥乾燥機 kenki dryer 2020.6.5

 

乾燥機で使用される赤外線は、赤外線乾燥と遠赤外線乾燥に区別され、一般に赤外線(近・中赤外線)は0.76~3μmの波長で、遠赤外線の波長は3~1000μmです。これら放射線が透過する距離は物質により異なりますが、赤外線が0.1mm以下、遠赤外線が1~10mm程度です。透過する距離があまり長くないため塗装等の薄い層の乾燥に適しています。

 

■ 完全黒体と放射率

 

全ての光を吸収する物質を完全黒体と言います。逆に自らは全く放射せずに、周囲からの放射を完全に反射する物質を鏡面体と言います。熱の平衡状態では赤外線の放射量と吸収量は同じで、赤外線をよく吸収する物質ほど、よく赤外線を放射します。完全黒体は全ての光を吸収するため、同じ温度の物質と比較すると、放射する赤外線の量が最も多くなります。
放射率とは、物質の表面から赤外線エネルギーを放射させる度合いを数値化「0」~「1」で表したのです。最も多く放射する物質は完全黒体の「1」で、全く放射しない鏡面体は「0」となります。又、同一物質でも表面が粗いと放射率は高くなります。

 

完全黒体 放射 吸収 汚泥乾燥機 kenki dryer 2020.6.5

 

物質名放射率
アルミニウム 0.02~0.1
鉄(酸化面)0.5~0.9
ゴム 0.95
セラミック 0.95


出典:Wiki 放射率

 

熱の伝わり方 伝導、伝達、放射 汚泥乾燥機 kenki dryer 2020.6.2

 

乾燥工程及び加熱方法と乾燥速度 / 汚泥乾燥, スラリー乾燥, 高含水率廃棄物乾燥

伝導伝熱と熱伝導 / 汚泥乾燥, スラリー乾燥, 高含水率廃棄物乾燥

対流伝熱と熱伝達/ 汚泥乾燥, スラリー乾燥, 高含水率廃棄物乾燥

 


■ 乾燥機構
KENKI DRYERは乾燥の熱源は飽和蒸気のみながら伝導伝熱と熱風対流伝熱併用での他にはない画期的な乾燥方式での乾燥機と言えます。

 

乾燥装置 KENKI DRYER の特徴ある独自の乾燥の機構も国際特許技術です。粉砕乾燥、撹拌乾燥、循環乾燥そして間接乾燥 と言った4つの乾燥機構が同時に乾燥対象物に対し加熱乾燥動作を絶え間なく繰り返し行われることにより乾燥対象物の内部まで十分に乾燥され乾燥後の製品の品質が一定です。乾燥対象物投入時から乾燥後排出まで乾燥対象物の乾燥が不十分になりやすい塊化を防ぎ、乾燥対象物の内部まで熱が十二分に行き渡るよう様々な工夫がなされており常に安定した加熱乾燥が行われています。
熱源が飽和蒸気のみの伝導伝熱式での乾燥方式でありながら、外気をなるべく取り入れない他にはない独自の機構で乾燥機内の温度は、外気温度に影響されず常に高温で一定に保たれています。それは外気を取り入れない特徴ある独自の乾燥機構で内部の空気をブロワ、ファンで吸い込み乾燥機内部の上部に設置されている熱交換器で加熱し、その加熱された空気熱風をせん断、撹拌を繰り返しながら加熱搬送されている乾燥対象物へ吹き付け当てています。わざわざ熱風を起こしそれを乾燥対象物へ吹き付け当てているのですが、外気を取り入れそれを加熱するのではなく乾燥機内部の高温の空気をさらに加熱しながら乾燥対象物へ当て乾燥を促進しています。洗濯物が風でよく乾くという乾燥機構を取り入れ熱風対象物に熱風を当てることによる熱風乾燥です。今内容により、KENKI DRYERは乾燥の熱源は飽和蒸気のみながら伝導伝熱と熱風対流伝熱併用での他にはない画期的な乾燥方式での乾燥機と言えます。

 

乾燥機構

セルフクリ-ニング

国際特許

 

どこもできない付着物、粘着物及び液体状の乾燥に是非 KENKI DRYER をご検討下さい。
国際特許技術の簡単な構造でイニシャル、ランニング、メンテナンスコストが安価です。
汚泥乾燥では乾燥機械代金を産廃費削減約2、3年での償却を目指しています。
原料スラリー乾燥では箱型棚段乾燥の置き換えで人手がいらず乾燥の労力が大幅に減ります。
有機廃棄物乾燥では燃料、肥料、土壌改良剤、飼料等へ再資源化リサイクル利用ができます。

 

熱分解装置 Biogreen
火気を一切使用しない国際特許技術の熱分解装置
https://biogreen-jp.com
会社サイト
もう悩みません。コンベヤ、産業環境機械機器
https://kenki-corporation.jp